組織活性化に、コミュニケーションの土壌づくりに効く!
異業種共創型でヘルスケア分野に
オープンイノベーションを起こしてみている
[Thu., 21 Sep, 2017] 今日の1Shot
まちづくりxオープンイノベーションの始まりには法則があった
----------
バラバラの課題から共通インフラを構築する
----------
今回のテーマは「まちづくりxオープンイノベーション」
たまには完全アウェイで参加者としての体験を積まねば、と思っていました
タイミングよく、Habu-yuの高嶋さんにお誘いを受け、参加したのは...
昨年、医療・社福でまちづくりを含む地域医療イノベーションの新事業づくりをガイドしていたこともあり、まちづくりには実は、結構高い興味関心があります
これまた昨年、BMIA三宅理事のサポートで(ほぼツインファシリテーターさせてもらいましたが)新川崎のインキュベーションセンターでの、チームづくり、ビジネスモデルづくりに成功しましたし・・・
文京区の有志団体が、補助金を獲得し登録団体として、まちづくりに関する活動を開始しておりますし・・・
そして今月より、某総○省の関連組織に集う企業の皆さんが始める、地方自治体のためのイノベーション創出プロジェクトもスタート(当方もプチサポート中)
全てが「まちづくり」や「オープンイノベーション」に関連しており、やっぱり我々の方法が機能していることが証明されつつあり、無視できないテーマなのです
冒頭で、3名の方からインプットがありました
私見で、印象的だったことを幾つかにまとめると、...
・Wonder Lab Osakaのコンセプトデザイン・・・KPIや成果物から一旦離れて、余白をあえてつくる
・個々に悩んでいる個別の課題から、共通インフラを構築していく
・イノベーションの評価指標は(1)規模感 scale up(2)広がり scale out(3)質 scale deep・・・社会を良くする、インパクトがあることは重要
・長期的な視点で健康を目指す Life cause approach が凄く重要!(坂道の傾斜が1.48度高くなるだけで、糖尿病のリスクが18%減少するという研究結果がある!)
----------
カンブリア紀の生命大爆発
----------
インプットの後は、主催者(竹中工務店さんだったのでした)より、ネタが振られてのダイアログ
その1...あなたの好きな街は?
我々のテーブルでは、
麻布十番だったり、田舎の自然だったり、暖かい人付き合いだったり、水が美味しかったり、・・・
それぞれに、暮らしや価値観に対する想いを共有し、共感が生まれていきました
また、テーブルでは疑問が提示されます
エコシステムって、何?
前場のインプットの際、登壇者からカンブリア紀の生命大爆発の話がされていました
ここでの多様性が、後の生命の進化に繋がっていくお話です
当方の落書きメモに、ググって出てきたカンブリア大爆発のイメージを貼り付けて、iPad Proの画面を共有しながら、ダイアログは進行していきます
多様性とか、空白地帯があることとか、尖った人も無関心な人も、どんな人がいてもいいとか、・・・
お一人が、四国のとある街の事例を共有してくれました
その街出身で、大阪で働いていたある男の子が街に戻ってきました
その彼、大阪には珍しくもない「カフェ」が、わが街には無い!ことに気づきます
そこで、自身、カフェをつくってしまったわけです
すると街じゅうの若者で賑わい始めます
次は、そのカフェのお客様で中年ご夫婦が、いわゆる民泊を始めました
するとインバウンドで、外国人がわんさか訪れるようになったのだと!
これは街並み、景観を整えなければということで、
地元の大工さん達が、再び元気になっていると・・・
ここに、地方のまちづくりxオープンイノベーションの法則を見い出しはじめます
盛り上がってきたところで、主催者から次のネタが振られます
その2...好きなまちを、す”て”きな街にするためには?自分の手で、仲間と一緒にどんなことができるだろう?
----------
PDCAではなく、Q&P
----------
PDCAは1950年代のフレームワーク
既に有効期限が切れています
先ほどのカフェから始まったイノベーションの実例から、
実は、今、大切なことは・・・
Question...なんで?と疑問を持つことと、
Passion...それが欲しいんだ、実現したいという情熱
地元に帰ってきた若者が、
大阪で当たり前であったカフェが、なぜ無いんだ!と疑問を持ちました
つまり、カフェが無いという「空白」を発見したのです
そして、自身の「美味しいコーヒー飲みながら仕事したい!(多分)」というエゴに近い情熱で、カフェを実現してしまった
まさにQ & Pがトリガーとなっての、まちづくりxイノベーションです
また、異質を積極的に受け入れることが、イノベーションのプロセスであるという前場の話を思い出し、まちづくりには、異質(一旦離れて戻ってくるとか、全然ゆかりないよそ者とか)が空白を発見することこそが、重要なトリガーであるという気づきを得たのです
我々のチーム4名は、皆さん各々がネタをお持ちで、前場のインプットに上手いこと化学反応を起こす触媒をたくさん、かけて頂けたからこその、発見でした
また、最後の登壇者のことばで、「まちづくりは丁寧さとか、粘りとか、できるだけ多くの住民との対話とか思惑・想いの共有が大事だ」ということは、FORTHイノベーション・メソッドでも大切にしている「使命を最初に定める」ことにもつながります
本当に重要であると再確認できました
----------
結論)まちづくりxオープンイノベーションの肝は、3つのステップが発動することです
1...異質を受け入れる
2...空白が発見される
3...情熱で実現される
ですから、あなたもオープンイノベーションの設計においては、異質や外部を積極的に受け入れ自分たちに刺激を与えてもらうように、企んでみるといいでしょう
そうは言っても、・・・とお悩みですか?
いい方法があります(笑)
具体的な方法は、チームをつくり学び合いを最適化させる、組織(再)構築ファシリテーターの山本伸にご用命を!
↓
www.shinyamamoto.com
(お問い合わせフォームにコメントください)
----------
【入門講座をスタート!】第2期9/20に9名が修了
第1期ご受講者(12名)から、素敵なご感想を多数いただいてます
・イノベーションの型を学べたことで、道筋がみえました。後は、型の量稽古をします。
・本を読んだ限りでは実践は難しいかなと思っていたけれど、きょうの研修で自分でもやってみたいと感じました。数をこなしたい。
・イノベーションを起こすには型がある。これを数多く実践すべし。
・事前の使命の大事さがわかりました。
・型によって確実に、前に進んでいける感覚が少し理解できたように思う。それぞれの要素【章】においての気づきも今の自分にとっても、とても意義のあるものであった。まずは自分ゴトに活かして、外へ広げて行きたい。
・自分はできる!あとは数をこなすだけ。
・ステップに沿ってやることでイノベーションを起こせるように思いました。
・まず、やってみる。イノベーションを起こしたいときに起こすためにも、まずはやってみる。
第3期入門講座は11月終盤に企画を思案しています
ゼロからイノベーションを計画的に遅延なく、後戻りもせずに実現するファシリテーターの基本的なマインドセットを、実践・ロールプレイ・相互フィードバックにより学び合いませんか?
【0から大組織でイノベーションを起こす方法】
9/27(Wed.) 故郷なので無料で貢献〜いまのところ20名!
https://www.facebook.com/events/1505646862827737/