20週間でイノベーションが起こせる組織開発メソッド

たった20週間で、バラバラだった個人を一つに束ねビジョンを打ち出す「組織開発」プログラムの赤裸々なノンフィクションあれこれ

コミュニケーションの土壌に欠かせない共感の創り方

目標の共有、役割と適材適所、そして強固な人間関係をたった3時間で構築する方法とは?

医療法人の組織活性化に効く!
 
[Wed 23 Sep, 2015] 青山一丁目で有意義なミーティングが行われました。やっぱり、志高い人との対話は、元気をもらえますね。
 
さて、そのミーティングの進行から、グループが「チーム」に昇華していくためのコツを共有しましょう。
 
うちの部署は、グイグイと引っ張ってくれるリーダー的存在がいないのよ〜と心の中でぼやく部長さん、主任さんへ。
 
なぜ、リーダーになってくれないのか?
その背景にあるのは・・・
 
私はついていくだけで精一杯だから、とか、あの人が引っ張ってくれるから、・・・などといった他人任せ、つまり「当事者意識の欠如」です。
 
病院内は専門職の集まりですから、各々が責任と役割を持ち、それを当然の如く果たしているわけです。
 
しかしながら、長年同じ業務を続けていると、だんだんと考えなくても出来ることが増えて、ラクになってきます。
 
その心地よさから抜けられない、抜けたくないので、波風や新風を拒んでしまうのです(コンフォートゾーン、ですね)。
 
 
以下の3つのステップで、各自の役割を再認識させ、チーム内での自分の立場を振り返るきっかけを与えることができます(所要時間:2時間半〜3時間)
  1. ブロックで「橋」を創り、どんな橋かを皆で共有します*1
  2. 「橋」がチーム内でのあなたの役割だとしたら、というテーマで各々が語ります
  3. 各自が創作した橋を動かしながら、全体として意味のある「型」に設置します
 
(1)(2)は、以前の記事でご紹介した方法です(3.相手を知る、をご参照ください)
 
3)で、各人の橋の位置や距離感、全体の型を観察しながら、各々の橋の「役割」と、全体の「型」が意味するものを、皆でワイガヤと対話してみましょう。

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各々の橋を、意味のある「型」に配置してみる。
周囲をぐるぐる歩きながら、じっくり鑑賞・観察してみよう。
 
結論として、チームの役割、つまり使命・ミッションのようなものが、言語化されてきます。
 
その結果、チームが目指す方向性や意図、つまりビジョンのようなものが、イメージできてくるのです。
 
前回の書評でご紹介したように、強いチームづくりの肝は「目標の共有」「役割と適材適所」そして「強固な人間関係」です。
 
この「型」から、「目標の共有」イメージが描かれ、各々の橋が「役割と適材適所」を示し、橋の配置や距離感がまさに「強固な人間関係」になっています。
 
実際に目の前に創られたモデルを見ながら、色や形、空間、距離感、などなど見えているままのブロックに、どんな意味があるのか?
 
それを元にして、チームの全員が参加している「型」の意義や、個々の役割について自由に対話をしてみると、思わぬ発見があるかもしれませんヨ(笑)。
 
さぁ、あなたもまずは、スタッフの皆がどんな「橋」のイメージを持っているかを、聞いて回ってみませんか?
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そうは言っても、ウチの職員は想像力が乏しいから、突然「橋」の話をふっても、会話にならないよ〜(涙)。
 
いえいえ、対話が出来る関係を構築すればいいんです。
 
当方が実際に介入している施設・法人での組織活性化事例を踏まえて、コンセプト・ビジョンの「可視化」実施例をお見せできます。
 
また、院内研修や、職員さんとのコーチングでも活用している「レゴ® シリアスプレイ® メソッドを用いた対話術」も体験できますヨ。
 
もちろん、公認のトレーニングを修了し、医療介護の現場の皆さんと多数の経験を積んでいる、ファシリテーターが「正しい」方法で、あなたの「本音」に迫ります(笑
 
イノベーション経営に欠かせない「共感」の創り方、語りませんか。
10/9(Fri.) @東新宿にて(第3回好評募集中)

 

*1:イキナリ橋を創るのではなく、参加者全員が平等に話せる、聴ける「場」を担保した上で行います。本音が出せる場でなければ、効果はありません。