20週間でイノベーションが起こせる組織開発メソッド

たった20週間で、バラバラだった個人を一つに束ねビジョンを打ち出す「組織開発」プログラムの赤裸々なノンフィクションあれこれ

コミュニケーションの土壌に欠かせない共感の創り方

「相手から話して貰えるので気がラク」な名刺を「線2本」で創る方法とは

医療法人の組織活性化に効く!
 
[Thu., 14 Oct, 2015] 理事を務めているビジネスモデルイノベーション協会1周年記念の、会員限定Meetupを行いました。某社の介護系アプリがサービスを拡大したいとの要望に、新しいビジネスモデル・イノベーションに挑戦。集まって頂いた10数名の会員さんが4つのチームに分かれ話題提供企業の方々も分散して加わり、業界内外からアイディアを出してもらいました。ユニークな視点が多くあり有意義であった一方で、業界や現実を知らないが故に、現実性・実効性の不十分さが目立ちました。やはり、介護従事者・医療人など"当事者"をしっかり巻き込んだ「本気の会」を催すことで、市場に出せるレベルのイノベーションが起こるのだ、と心に誓いました。
 
さて、自身がノートを書く・描くときに行っている「線引き」に注目!
 
今回は「線2本で相手の共感を生み出す自己紹介」を創る方法をご紹介します。
 
秋の学会シーズン、名刺の裏に書いておく自己紹介を、この方法で創ってみてください。
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何度も練習して、スライドも書き換えて、万端の準備で挑んだ学会。発表を終えて、座長の「質問はございますか?」の一声に会場シーン...に残念さと寂しさを感じてしまうことはありませんか。
 
「ああ、やれやれ。終わった終わった。」と安心していたら、
「ちょっとすいません。〇〇について?」と質問に来てくれる人が、1人か2人はいらっしゃいますよね。

そんな時に差し出す名刺。
裏を見てくださいね、と促すと...相手が共感して次々と質問してくる。
 
そんな自己紹介が、書けます。
 
目に前に一枚、白紙を横長に置いて2本の線を引きます。
 
なぜ、線2本で良いのか?
その背景にあるのは・・・
 
3つの枠に区切られますよね。
左側から順に枠の上の方に「現在」「過去」「未来」と書きましょう。
 
 
こうすると、自己紹介の中に書くことを時間軸で整頓することができます。
 
つまり、各枠の中に、自己紹介で言いたい、伝えたいことを箇条書きなり、キーワードで発案していくのです。
 
あ、書く順番には決まりはありません。左側(現在)から書かなければいけないことは全くありません。過去からでも未来からでも、どこからでもOKです。
 
結論として、この3つの枠の中に出した内容を組み合わせて、自己紹介文を書いていきます。
 
例えば、文章にするならば。。。
 
(現在)
小規模組織のイノベーション経営ガイド&ファシリテーター。 病院組織にイノベーション経営を起こすため、個人との対話、チーム・ビルディング、そして理事長の参謀役をこなし「志高き介護医療職のチカラを120%発揮させる」よう、全力で支援中。このプログラムを「共感スタイル構築メソッド」と命名し、組織内イノベーターの養成をミッションとしている。
 
(過去)
スイス・米国在住経験、外資系バイオ・医療機器メーカー勤務15年で、多国籍なプロジェクト、多様な人種マネジメントを経験。言語の壁を含め、伝えたいことが伝わらないギャップに悩み挫折。ヤケになって描いたラクガキが会議で大好評だったことから「描く」ファシリテーションに開眼。お客様で志高い介護・医療従事者や若手研究者延べ1,800人以上の参加者と共にビジュアル共通言語ファシリテーションを確立。ビジネスモデルジェネレーション原著者の初来日、初講演も実現し協会を設立、現在も通訳兼進行役を担う。
 
(未来)
今後のテーマは「学習し続ける組織」開発。10年後の健康長寿社会に貢献する組織づくりを目指す。達成したいビジョンは「老若男女誰もが失敗を恐れず"挑戦を続ける"ことが最も賞賛される健康社会」の実現。今の組織が大好き故、"本気で"イノベーションを実現したい志高い方、孤軍奮闘せず宇宙人=山本伸を社外から襲来させ「危機」を煽り、組織をガラっと変えませんか? 
 
もちろん、こんなに長い自己紹介文は名刺の裏に書けませんよね(汗)。もう少しコンパクトに纏めてくださいね。
 
さて、この3枠方式は、自己紹介のみならず、・・・
  • プレゼンテーションする内容を3つ(導入・本編・まとめ)
  • 書きたい本の企画(なぜ?・どうやって・結論)
  • 主張の論点の整頓(なぜこれが必要か?・どうやって実現するか?・何がお得か)
を思案する時にも有効ですヨ(笑)。
 
さぁ、まずはあなたも秋の学会シーズン、名刺の裏に書いておく自己紹介を、この方法で創ってみてください。
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ところで・・・
 
お金では解決できない、病院内の多職種間連携、コミュニケーション、人財教育にお悩みを抱えるリーダー、経営者さんにおすすめの情報です。
 
当方が実際に介入している施設・法人での組織活性化事例に加えて「未来を語る」時間の重要性、「場」作りの方法や、コミュニケーションの実施例をお見せします。
 
また、職員さんとのコーチングで皆が「笑顔」で「元気」になれる「レゴ® シリアスプレイ® メソッドを用いた対話術」も体験できますヨ。
 
イノベーション経営に欠かせない「共感」の創り方、語りませんか。
10/23(Fri.) 第4回 @東新宿にて