20週間でイノベーションが起こせる組織開発メソッド

たった20週間で、バラバラだった個人を一つに束ねビジョンを打ち出す「組織開発」プログラムの赤裸々なノンフィクションあれこれ

コミュニケーションの土壌に欠かせない共感の創り方

市民の有志がチームとしての第一歩を踏み出した=銀行口座を開設!(笑)

組織活性化に、コミュニケーションの土壌づくりに効く!
異業種共創型でヘルスケア分野に
オープンイノベーションを起こしてみている

 

[Tue., 14 Mar, 2017] ご縁がある文京区在住の有志の皆さんとの、ローカル・プロジェクト!

全てを記録し、備忘録として公開することで「生活者」発のイノベーションを、どのように始め、何を成果物として共に創り出せるのか?

失敗も成功も、オープンに共有することにしています。

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第1章)始まりは方針決定
第2章)巻き込む
第3章)キックオフ
第4章)先行事例は?
第5章)テクノロジーとトレンド
第6章)顧客の不満をあぶりだす
第7章)機会を探る
第8章)観察と学びを皆で共有
第9章)アイデアを爆発させる <- 前回
第10章)新コンセプトを文章化する
第11章)テストで仮説検証
第12章)生の声がアイデアを進化させる <- 今回
第13章)9分間で事業案を創る
第14章)最終発表会
第15章)本格始動に向けて
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前回の振り返り(第9章〜第11章)
*対象顧客層のインタビュー結果を元に、耐え難い不満(Friction)をあぶり出し、全員でアイデアを爆発的に生み出しました(19分間で100個!)
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さて、第4回(最終回)は、元に戻って第1回の会場

家具から電子部品、アプリまで何でも自作してしまう、竹形さんのオフィス

 

第1回で集まった皆さんと、レゴ®︎シリアスプレイ®︎メソッドを活用したチーム・ビルディングを行い、新しい機会を探索しましたっけ...

 

 

さて、前回は100個ものアイデアを出しました。

そして、ペアごとに1つを2つを選んで「コンセプト」のカタチに整えて、実際の想定顧客にテスト!

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有志の活動ゆえ、こういうHomeworkを全員が行なってくることは残念ながら、ありません*1ということは想定内でしたが・・・

 

 そんな中、お二人がテスト項目をヒアリングしてきてくれました(嬉)

 

お一人は、複数の方のお話を聞いてきてくださったようで、ちゃんと評価も記録されていました(!)

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早速、これらテスト結果を用いて、コンセプト文章の改善を始めます

 

2つのチームに分かれて、各々がメモ・手描きしながら、コンセプトを改善、改良していきます

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10分後に出来上がった、改善案をお互いに供覧します

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そして、最終的なプレゼンテーションのために、改良された新コンセプトを基にビジネスモデルをデザインします

 

ここからは全員で、一つずつ両方にアイデアを出してもらうため、自身はファシリテーターコンサルタントとして発言を可視化しながら、整頓していきました

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↑店舗を持たず、商店街における当該曜日の当番店舗が子どもに「場」を提供するプラットフォームモデル

 

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↑こちらは、引きこもり中学生が、Skypeを通じて大学生や外国人と繋がり、一緒にお話しながらご飯を食べる時間を過ごせる...

 

 

双方、10分足らずで9つの要素に対してアイデアを出しながら、事業のラフな設計図=ビジネスモデルが、あっという間にデザイン出来てしまうのです

 


奇しくも双方、「孤食」を解決するビジネスモデルを構築したわけですが、顧客が違うと全く異なるビジネスモデルが生まれることを理解できたことでしょう

 

これで全ての体験は、終了したことになります

 

最後に、全4回の旅路を写真で振り返りながら(お酒を飲み始め...笑)、「わかったこと・学び(緑)」「できなかったこと・未達(黄)」「トライ=明日からの第一歩(オレンジ)」に記入しました

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今回のサプライズ、それは...

 

なんとこの有志がチーム名を決め、某所に団体として登録し、かつ活動計画の意義がが認められて助成金を獲得したのです!

 

最初の一歩が踏み出され、この団体名の銀行口座が「本日*」出来上がったとのこと!

 

*3/14この活動の当日です。

 

素晴らしいではありませんか!

 

市民活動から、イノベーションが生み出せる(可能性がある...)チームが、具体的な行動に踏み出し動き始めたのです。

 

嬉しい最終日の報告でした。

 

自身に娘が4月から文京区内の中高一貫校に通うので、今後も活動をお手伝いできそうなことがあればお手伝いしつつ、見守っていきます。

 

(完)

 

 

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NTTアドバンスドテクノロジー・BMIA理事の三宅泰世さんと共に「Learning by doing=行いながら学ぶ」機会を新川崎 創造のもり、そして(一社)Read For Action協会でご提供してきました。



ご興味あって、本気で2017年は一歩踏み出したい、というイノベーション担当のあなたは、ぜひ我々と一緒に共創のキッカケを掴みませんか?

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*1:T . T