20週間でイノベーションが起こせる組織開発メソッド

たった20週間で、バラバラだった個人を一つに束ねビジョンを打ち出す「組織開発」プログラムの赤裸々なノンフィクションあれこれ

コミュニケーションの土壌に欠かせない共感の創り方

大企業において、必ず失敗するプロジェクトに「あるある」6ヶ条とは?

組織活性化に、コミュニケーションの土壌づくりに効く!

異業種共創型でヘルスケア分野に

オープンイノベーションを起こしてみている

 

[Fri, 29 Sep, 2017] 今日の1Shot

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相互に信頼し合っていないだけで、パスも動きもバラバラ...涙

 

 

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新規事業の成功に必要な”順序”
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今回のテーマは「順序」
感化されたのはこちらの記事!

 

そうです、新規事業成功のレシピに書かれた「順序」こそが、最も大切なのです

 

LSPファシリテーター仲間であり、起業家教育の分野において日米で大活躍の牧野恵美さんのご主人が翻訳された本書

STARTUP(スタートアップ):アイデアから利益を生みだす組織マネジメント

STARTUP(スタートアップ):アイデアから利益を生みだす組織マネジメント

 

 

それゆえ、当方はもちろん既読でしたが、改めて記事を読みながら自身の苦い苦い経験を思い出したのでシェアしましょう

 

本書においては、失敗するスタートアップの事業の始め方が以下の4つのステップを踏んでしまうのだと紹介されています

 

(1)起業家が商品や事業の「アイデア」を思いつく。そしてそのアイデアをもとにさまざまな可能性を思い描き、事業の夢を広げる。
(2)アイデアを形にするべく「商品化」を始める。ここが大事とばかりに時間と資金をつぎ込み、完成度の高い商品を作り上げる。
(3)「ブランド」作り。できるだけキャッチーな社名やロゴを考え、ウェブサイトを立ち上げるなど販促ツールをとり揃える。
(4)以上すべてが揃った後に「顧客」を求めて営業を始める。

 


そうです、これは大企業における新規事業の始め方そのもの(怖)

 

1)トップ・上層部が「新規事業担当者・部門」を指名し、アイデアを出せとハッパをかける
2)何らかのアイデアを集めたり、アイデアソンをやって「上層部」が選抜し、時間とコストをかけて商品、サービスを立ち上げる体制を整える
3)ブランド・販促ツールやCMの準備を時間とコストをかけて完璧に整える
4)全てが整ったところでいきなり「全国」展開を開始
5)全く売れず、担当者が糾弾され責任を負わされる(涙

 

この順番には、大きな谷があることに気づかない(気づいても、ヒエラルキー社会においては言えないから言わない)のです

 

・担当者レベルでアイデアを出しても、(少なくとも最初は)必ずダメ出しする・・・故に、無難なアイデアや競合と類似した小粒なアイデアしか出さない

・アイデアを選抜すべきは「顧客」であるのに、一方的な組織内の意思決定でモノゴトをすすめてしまう

・売れない、と気づくまでに相当な時間とコストが失われる

 

これが目の前で起こるので、失礼ながら、最大の学びでした(爆)

 

 

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なぜプロジェクトは失敗に追い込まれてしまうのか?
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新規事業と同様、新しいことを始めるプロジェクトでも、結局は同じような順番で進行していることが多いものです

 

よくある6つの要因を供覧しましょう

 

・方向が定まっていない
チームメンバーが、各々身勝手な解釈をし始めてしまって、目的がバラバラ

 

・その方向が、上層部によって決められていない
トップの移り気によって、突然停止や休止を言い渡されてしまう

 

・十分な調査をしないうちにアイデアを出してしまう
イデアではなく、顧客の状況・JOBを先に発見、定義しないと、支払いしてもらえないよ・・・

 

・アイデアの選抜条件を自分たちで判断してしまう
何をつくるべきなのか?製品?サービス?ビジネスモデル?これは上層部が決定の上、プロジェクトチームに探索を託すべきなのです

 

・そもそも、誰の何を解決するの?
一般論では誰も振り向かないし、金を払う気がある顧客を見つけないから売れるはずがない

 

・成果物イメージと、投資判断に必要な条件がない
これを先に聞き出さない限り、”絶対に”後出しジャンケンされて負ける

 

 

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一人の想いを”皆の想い”にすべし
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過去の自分の苦しかったことを思い出しつつ・・・

 

最近、我々BMIAに集う方々や、
我々の体験会に「独りで」来られる方に
いつも言っています

 

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あなたのアイデア、きっと素晴らしいですよ!
でもね、賛同者を増やさないと・・・

 

可愛い可愛いあなたのBabyを、
皆が里親のように可愛がってくれない限り、
組織の中でイノベーションは起こらないのです

 


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結論として、孤軍奮闘は今すぐSTOP!

 

上層部のサポートを得るべく、まずは何を求めているのか、ダイレクトに上層部に尋ねるのです

 

なぜ今?
何をつくるのか?
クリアすべき目標値・KPIは?
誰をHappyにしたいのか?
どこから、どのように発信するのか?
いつから上市したいのか?

 

これらを丁寧にヒアリングしながら、同じ物語を描くのです!

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そうは言っても、・・・と動けずお悩みですか?
いい方法があります(笑)

 

最悪の未来を可視化し、チームをつくり学び合いを最適化させる、組織(再)構築ファシリテーター山本伸にご用命を!

www.shinyamamoto.com
(お問い合わせフォームにコメントください)

 

 

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【入門講座をスタート!】
第1期(7/26)ご受講者各位から、素敵なご感想を多数いただいてます

 

イノベーションの型を学べたことで、道筋がみえました。後は、型の量稽古をします。
・本を読んだ限りでは実践は難しいかなと思っていたけれど、きょうの研修で自分でもやってみたいと感じました。数をこなしたい。
イノベーションを起こすには型がある。これを数多く実践すべし。
・事前の使命の大事さがわかりました。
・型によって確実に、前に進んでいける感覚が少し理解できたように思う。それぞれの要素【章】においての気づきも今の自分にとっても、とても意義のあるものであった。まずは自分ゴトに活かして、外へ広げて行きたい。
・自分はできる!あとは数をこなすだけ。
・ステップに沿ってやることでイノベーションを起こせるように思いました。
・まず、やってみる。イノベーションを起こしたいときに起こすためにも、まずはやってみる。

 


第2期入門講座、9/20(Wed.)も大盛況!

ゼロからイノベーションを計画的に遅延なく、後戻りもせずに実現するファシリテーターの基本的なマインドセットを、実践・ロールプレイ・相互フィードバックにより学び合いませんか?

http://bmia-forth002.peatix.com

 

(既に終了...第3期、11月末〜12月初旬に企画中です)