20週間でイノベーションが起こせる組織開発メソッド

たった20週間で、バラバラだった個人を一つに束ねビジョンを打ち出す「組織開発」プログラムの赤裸々なノンフィクションあれこれ

コミュニケーションの土壌に欠かせない共感の創り方

戦略コンサルには決してできない「組織を熱狂させるチカラ」こそ”We”novationの本質である

1ヶ月ぶりの更新です

(7/12配信BMIAメルマガを追加増訂)

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6月から異動し、人財育成の視点で6,000名グループを俯瞰しています


ミッションは「売上・利益に直結する集合知性の追求」


育成単体では無意味だという硬い信念があり、昨年から「手挙げx自腹x時間外」方式での部門間連携を続けてきた成果が役員の目にとまったわけです

 


孤軍奮闘(”I”nnovation)ではなく

全員参加!(“We”novation)

 


このコンセプトに共感し、わずか10ヶ月で100名超が繋がり、合計19回延べ330名(おススメ度8.6/10点)の方々と”We”novationしてきました


たった100数名ではありますが、上位15%が5回以上のリピーターです

しかも、多忙な中堅層で、部下を何人も抱えるプレイングMgrたち

まさに「志高き能あるBUTサイロに隠れた鷹」


彼女ら彼らは、未来を憂い真剣に悩んでいます

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加えて、手挙げx自腹x時間外ですから、

モチベーションの高さはハンパなし


この繋がりを更に熱くしていけば、未来は明るい!


その裏付けとなる大規模調査の結果を、知ることができました

 


先週7月4日~6日まで、東京国際フォーラムで開催されていた

「ラーニングイノベーション2018」というイベントの最終日


コーン・フェリー・ヘイグループ

「世界670万人・日本63万人の組織エンゲージメントから見る世代別活性化策」

という講演を傍聴しました

https://ers.nikkeibp.co.jp/user/contents/2018y0704hce/table.html

 

 

ポイントを3つに絞って共有します


1)エンゲージメントが高いとは、(1)長く働きたいと思う(2)与えられた以上のことをしたい、という社員が多いということ


2)世代を超えて組織・会社に求めているのは「成長の機会」である・・・自身、成長することができないと思うと転職という行動に出る


3)複数のリーダーシップを使い分けられれば、良い組織風土が醸成され、売上業績に30%、離職率には50%もの影響を与える

—-

 

当方の「時間外~」の試みにおいては、上記1と2を完璧に含有しています


与えられた以上に「貢献」「達成」したい

それが「成長」につながると信じる鷹が集っています

 

部門長や執行役員の方も、スピード感、社員のクリエイティブな視点、柔軟性に感嘆の声を挙げ始めています


3月から毎週、6月中旬までのFORTHメソッド

社内某部門有志でチーム・ビルディング

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業界の外に視野を広げ、

顧客と直接お話し共感力を養い

イデアを爆発的に生み出した上で

収束、顧客の声で改良、選抜

最後には、BMCで事業案を堂々と発表

 

「2、3ヶ月でカタチにするくらい素早く進めなさい(予算に限りはあるが・・・笑)」という社長からの叱咤激励に、一同奮い立たされました

 

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異動したばかりながらご依頼をうけ、

1泊2日でのブレインストーミング

402個のアイデアを創出し、

2020年までに立ち上げる新制度のアイデア

全員(We)で12個生み出しました

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これは、来週までに企画原案に取りまとめることになり

参加者にはご負担をおかけしていますが(笑)

トップが本気になったということで、いい兆候なのです

 


さらには、つい2日前のこと・・・


グループ最大の部門(子会社)リーダー250名が集う会議

前半は(いつも通りだったのか?)かもなく不可もなく・・・


後半はキーパーソンとの仕込みが大当たり!


当方もいつも通りのAKY(Aete Kuki Yamazu)進行で、

冒頭から “Yeaaaaaaah” の3連投!!


そうです、W杯のスタジアムでの熱狂を再現すべく

聴衆に全力で叫ぶのです


既にその洗礼を浴びている経験者、十数人には

ネタバレとYeaaaaaaah!の呼応を依頼してあるので

全然、白けないわけですよ


ただ、全員参加を一気に促すために、

3連投で絶叫!

(某氏からは「伸さんの声がうるさ過ぎとクレーム入りましたが...笑)

 

その後は、世界標準になりつつある

イノベーション・メソッドの一部分だけを

(ストラクチャード・ブレインストーミング

アレンジして、議論ではなく「対話」


全部で1,000以上のアイデア

38グループ各々が、アイデアマップで

誰か一人(I)のアイデアに、全員(We)の知恵を注入


5年後に向けて実施すべき

38の新コンセプトが創出されました

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とある常連メンバーが、会議に参加していた友人からフィードバックを聞いたとのことで、転送してくれました

 


「前半のアジェンダが...(中略)...後半から伸さんが盛り上げてくれて大変良かったと大絶賛でした。真面目な固いイメージのリーダー達から意外なアイデアが沢山出てきて、才能開花されていくのに驚き、大変楽しかった、とも。これからは通常業務は4.5 日、残りの0.5 日は自由なクリエーティブな時間とすると宣伝すれば、優秀な社員もリクルート出来るし、会社の活性化につながるとのこと。〜〜〜も是非作って欲しいとのことでした!」

 


世界と比べ日本では、組織エンゲージメントが非常に低い

本年1月、ギャラップ社調査の結果を元に報道されています

https://www.nikkei.com/article/DGXKZO25406090V00C18A1EA1000/

 

先に紹介したコーン・フェリーの講演で強調されていたのは、日本の場合「頑張りが業績に連動しない(やってもやらなくても変わらない)」ことや、「個人に対する役割や期待が明確ではない(個人を尊重されていない)」ことに特徴があるとのこと

 

当方の「手挙げx自腹x時間外」方式は、ビジネスの共通言語を総合学習でインストールすることで、成長の機会を提供します

 

また、新事業案の創出のためのメソッドを共有し、組織エンゲージメントに好影響を与えながら好業績(利益)に繋がっていくことを意図しています

 

もう格好いい戦略コンサルや、

綺麗な調査レポートなんぞ不要

 

また、論理的な方法論や、

「評価・批判」から入り相手を非難、墜落させるなんぞ、言語道断

 

人生100年時代に、若手から熟年層、外国人等々、

ダイバーシティー&グローバル時代において

 

同じ目的、目標を目指して

スタジアムで闘う、応援する

「熱狂」する、させることこそが、


“We”novation の本質

 


6,000人の巨象を動かすという、当方の密かな野望

“We”novationという言葉を、社内公用語にしてやろうと目論んでいます


読者で大企業内のサイロに隠れた「鷹」の皆さんの企みも、ぜひ聞かせてください

失敗も成功も共有しながら、共に歩みましょう