20週間でイノベーションが起こせる組織開発メソッド

たった20週間で、バラバラだった個人を一つに束ねビジョンを打ち出す「組織開発」プログラムの赤裸々なノンフィクションあれこれ

コミュニケーションの土壌に欠かせない共感の創り方

10倍払って頂ける価値提案を創るために想定外=Beyond Expectation Gainを最上級に置く

[22 Jun, 2019: My Portfolio] How to generate 10X Customer Value Proposition

 

顧客価値を高める、といってもそう簡単ではない

ついつい、機能追加やグレードアップを想起してしまう

モリー倍増とか、HDD容量とか、日本のかつてのガラパゴス携帯「全部入り」とか、・・・

 

そうじゃない、それがバリュミューダ流の製品開発であり価値提案の創出だ

f:id:shyamamo:20190622203124j:image

 

(引用ここから)

付加価値と簡単に言うけど、単なる機能の追加ではとても10倍のお金は払わない。我々の発想は全く違う。トースターなら最高のトーストを、扇風機なら自然の風と同じ本当の涼しさを届けたい。他のメーカーはパン焼き器だけど、我々は素晴らしい朝食を届けたいと考える。そんな考え方が受け入れられているのではないでしょうか(引用ここまで)

 

顧客プロフィールをつくると、大抵の場合はこんな風になるかな

 

「グローバル100,000人、東京本社経営企画部勤務のビジネスパーソン(44歳)は、出勤ギリギリの時間でも朝食を食べてから家を出たい。なぜならば、自宅は千葉で6時30分より前の始発に乗って片道1時間40分の通勤。何か食べていかないと、ランチ前にお腹がぐーぐー...。

 

特に、米でなくパンが食べたい。短時間で焦がさずパンを焼きたい...が、しかし...油断していると身支度整えている間に、パンが真っ黒焦げ(涙)」

 

こんな状況で、トースターにどんな機能を持たせるか、といった議論を繰り返しても、まぁ冴えないインクリメンタルな改良案どまりだろう

 

そこで、ちょっと妄想を膨らませる

 

「どうせならば美味しいほうがいい。もっと言えば、最高の朝食を食べて、最高のパフォーマンスを発揮できるならば、グローバル・ビジネスパーソンとして大変ありがたい」

 

つまり、期待を超える(Beyond Expectation)価値を提供すること=朝食を食べて最高の1日を過ごせる、というJobを実現するために、どんな体験を提供すべきか、...というところに思考が及ぶのだろう

 

Beyond Expectation Gainを最上級におくと、10倍でも払っていただける価値提案ができるのだ

 

元ネタ↓

www.nikkei.com