20週間でイノベーションが起こせる組織開発メソッド

たった20週間で、バラバラだった個人を一つに束ねビジョンを打ち出す「組織開発」プログラムの赤裸々なノンフィクションあれこれ

コミュニケーションの土壌に欠かせない共感の創り方

最高のマネージャーになれる8つの習慣と、チームを成功へと導く5つの鍵を兼ね備えても最高のチームは生み出せない

グーグルが発表し注目を集めた2つのプロジェクトが、ミドルマネジメントの転職ネタになっていた。


最高のマネジャーになるための8つの習慣を明らかにした「プロジェクトOxygen」と、チームを成功へと導く5つの鍵を明らかにした「プロジェクトAristotle(アリストテレス)」

style.nikkei.com

 


確かに、今までの上司や憧れの先輩の言動を思いせば、思い当たる要素が重なるだろう。


が、しかし・・・最高のマネージャー・リーダーになっても、最高のチームはそう簡単につくれない。チームを成功へと導く5つの鍵、特に心理的安全性が土台だというが、言いたいことを、そう簡単に言い合えるチームなんて、できない。


どうするか?


内発的動機付けによるチーム編成こそが、差し当たっての策。


先日、全社横断的にGlobalizationのロードマップを考えるための対話を行った。25チーム、グループ全社と各Back office機能・部門から合計130名が2回に分かれてのワークショップ。


自身が5月に立ち上げたVirtual組織の有志で、当日の運営と事後成果物の整頓・ドキュメント化を担当してもらった。

 

大掛かりかつ、各社TOPとそのご指名メンバーが全社から集結する。

 

当方、これまでに80回以上延べ1,400名とワークショップをご一緒してきたとはいえ、お初の方の方が多く、実は非常に心配であった。

 

故に、2回のデモを行い我がチーム有志に参加して頂きながら、内容デザインや問いのたて方、成果物の質について検討を重ねシミュレーションを重ねたうえで、準備万端、自信を持って挑むことができた。

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(信頼できる有志メンバー、毎回真剣に取り組み、言いたいことを言い合える関係が出来上がっている)

 


さらに、既にこれまで、時間外扱残業代無の部門間連携・社内外共創ワークショップに何度も参加している面々。

 

当日の準備、設営からワークショップの合間でのアシスタント、そして終了後の成果物回収から撮影、翌日までとは言ってもいないのに、メインとなるビジネスモデルキャンバスのPPT化まで・・・当方は殆ど何も指示せず依頼も無しだったにも関わらず、完璧な遂行。

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(全社全事業部のビジネスモデルキャンバスを描き、部門・サイロを超えて未来を対話)

 


オーナーのCHRO(人事部門長)も驚き、担当役員も賞賛され慰労会の開催というボーナスをいただいた。


なぜ、このような自発的かつ自立・自律したチームが有機的に動くのか?


各人の内発的動機付け=モチベーション、の賜物なのである。


やりたい奴は、この指とまれ(かつ、自ら上司の許可を得て)方式だから、当方(リーダー)から依頼も指示もなくても、自発的に動き貢献を求めるのだ。


そんなメンバーに報いるべく、役員層へ好影響を与え25社7,000人組織を動かし”We”nnovationを開始することが、自身の役割である。