医療法人の組織活性化に効く!
[Sun., 12 Sep, 2015] 雨あがりの札幌です。昨日の学会発表、久しぶりでちょこっと緊張でかみました(汗)。座長の先生から「非常に分かり易いスライド」と好評で、内容についての質問も2点頂けたのでまぁ、良しですね(苦笑)。近々、どこかで内容を公開します。
さて、今日はお互いをもう少しだけ知り合う方法をご紹介します。
配置転換でモチベーションが低下しつつある子がいて・・・この前、ワガママな患者さんとちょっとだけ口論になっちゃったんです。。。というお悩みの現場リーダーや施設長さんへ。
ブロックを使って以下の3つのステップを実行すれば、配置転換したばかりでも、自身の思考をメンバーに知ってもらいつつ、他のメンバーの考え方やちょっとした性格(クセ)を知ることができます。
なぜ、お互いをもう少しだけ知り合えば良いのか?
その背景にあるのは・・・
職場が変わって、一緒に働くメンバーも変わり、患者さんも変わる。
ご本人は未知の世界で、相当迷いがあり、不安度が高いハズ。
本当は、患者さんのために…とわかっているのに、自身の仕事や行為に自信がない。
それでよいか聞ける相手がいない。
こういった孤独感が、(しばしば起こる*)ワガママに我慢できなくなってしまっているのです。
以下の方法で、配置転換で新しくやってきたご本人も、周囲のメンバーも、お互いに自分を知ってもらうことと、相手のことを受け入れることを同時に行います。
周囲のメンバーも、新しくやって来た人を知り、自分たちのことを知ってもらうことで、話しやすい、お願いしやすい、聞きやすい関係を生み出すのです。
この方法は以下の3ステップを実践するだけです。
1.まずは楽しくのめり込む
ブロックを使って手のウォームアップをおこないます。
「積み上げる」タワーや、「壁」など簡単に創ることが出来そうなモノを、自由に創ります。
2.自分自身を知る
例えば、「地球上で未だ発見されていない未知の生物」をテーマに自由に創ってもらいます。
一人一人、いろいろな形が出来上がるでしょう。
そこでこう尋ねます。
「その生物があなたです。あなたは(職場・チームのなかで)どんな生物でしょうか?」
作品を使って、説明していきましょう。その人の性格が分かります。
3.相手を知る
例えば、「橋」をつくります。
一つだけ条件を提示します。
自分の拳が下を通過できること。
あとは自由にブロックで表現してみましょう。
出来上がったら、1人ひとりが作品を説明します。
直後に作品について質問します。
なぜ、そこには黄色をつかったのか?
なぜ階段状になっているのか?
どうしてここに隙間があるのか?
・・・などなど、作品そのものについてを質問します。
質問を受けた側は、必ず何かを答えます。
思いつきで、意味付けしていきます。
全員が共有、質疑が終わったら、自分の作品以外を褒め称えるキーワードを、一つの作品につき2、3枚付箋に書いてその人に差し上げます。
自身は他者から付箋を頂き、最後に振り返ります。
この橋を「役割」と見立てて、自身のチーム内での役割を皆さんに語ってみましょう。
このように、決して強制ではないカタチでの自然な自己開示と、他者の思考や立ち位置を知り合うことができます。
その結果、新人や転入してきた方と、チームのメンバーがお互いに「聞ける」「言える」環境を短時間で整えることが可能なのです。
あなたもまずは、ブロックを使う方法がどんなものかを、体験してみませんか?