医療法人の組織活性化に効く!
[Sat., 2 Jan, 2016] 子どもが連凧をやりました。凧揚げ、嗚呼、何十年とやっていないですが、楽しいんですよね〜空に向かうタコを操作するって飛行機を操るのと、繋がっていると感じられませんか?あ、ドローンでも買えばいいのかな・・・爆。
さて、今日は「イノベーションの定義」について再考するための一冊をご紹介します。
あの「もしドラ」の続編が、ついにやってきました!
そこで、本書をプロジェクトメンバーでお読みになることをオススメします。
その理由を3つのポイントでご説明しましょう。
- 新事業を確立するために・・・
- 人材の確保のために行わなければいけないこと
- 「機会」を元に説得を進めるには?
彼らは野球部の定義、そして事業の定義を行うことから始めます。
そして、イノベーションの機会についても、分析する7つの肝を引用しています。
①予期せぬことの生起
②ギャップの存在
③ニーズの存在
④産業構造の変化
⑤人口構造の変化
⑥認識の変化
⑦新しい知識の出現
新事業の確立に、欠かせない議論を避けていませんか?
あなたのプロジェクトでも、改めて「基本的定義」や「機会の探索と議論」を行ってみませんか?
進行のシナリオは、本書をそのままTTP*1すればよいのですから(笑)。
2)野球部の最初の「事業」とは、「人材の確保」でした。
・7つの機会を分析する・理論的な分析に加えて、知覚的な認識を共有する・焦点を絞り、単純なものにする・小さくスタートせよ・最初からTOPを目指す
こと人材については、先の機会のうち⑤人口構造の変化に注目し、存続のためには多ければよいと考えていた入学者、及び野球部員数を「最大」にするのではなく、「最適」化することに気づきます。
そして、部員数を最適化、つまり「制限」をかけることにより、逆に入部希望者が増え、優秀な人材のセレクションが行えるようになったわけです。
もう一つ、新しいリーダーの選出の場面において、非常に重要な示唆が描かれています。
意思決定について最も重要なことは「意見の対立を見ないときには、決定を行わないことである」と引用し、マネージャーの新リーダーが「真美」に選出されたのが全員一致であったことに「気がかり」「心配」や「イヤな予感」という表現を使っています。
つまり、満場一致や全員同意というのは、批判的視点や建設的な議論が不十分になってしまう恐れがある、ということなのです。
3)チームに参加してもらう、あるいは戻ってきてもらう際の「説得」について、本書では3つのキーワードで説明されています。
「信念」・・・本人が大切にしている価値感。他者とぶつからず、自信が恥をかかずという両面を満たした上で説得のために訴える相手の中心。「計画」・・・全体の中での「役割」であり「オンリーワン」である材料。「確信」・・・信念と計画により起こる未来。
つまり、メンバーとして相手の価値観を受け入れ、それがチーム=プロジェクトの中で活かされ、必須であるかを明確に示した上で起こるポジティブな変化が起こっていることを、実現してしまったかのように語る。
こんな未来を共に創り出す機会を与えることが「説得」なのです。
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以上、「もしイノ」をあなたのプロジェクトメンバーと共有することをオススメします。
結論として、チーム内の議論が活性化し、目指すべき方向が明確化し、必要ならば新たな機会と人財の発掘にも繋がるのではないでしょうか。
その結果、2016年こそ、新規事業のコンセプトが決まり、本格的な開発・上市に向かうことになるのです。
さぁ、まずはあなたのチーム・メンバーの数だけ、本書を注文しませんか?(笑)
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以前とある医師の方からの問題提起があり、皆さんにもぜひご意見が伺いたく・・・
「職場コミュニケーション、どうしていますか〜?」
どうぞご自由にご記載願います(個人情報の入力不要、ご意見のみで結構です)
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*1:(徹底的にパクる)