組織活性化に、コミュニケーションの土壌づくりに効く!
異業種共創型でヘルスケア分野に
オープンイノベーションを起こしてみている
[Tue., 10 Oct, 2017] 今日の1Shot
看護も医療も、ケアもイノベーションが起こる、起こさねばならない
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保健医療福祉サービスをいかにデザインするか
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今回のテーマは「ヘルスケアを共創する」
感化されたのはこちらの書籍!
医療看護イノベーション: 組織に変化を起こす 2035年生き残り戦略の教科書
- 作者: 松下博宣
- 出版社/メーカー: メディカ出版
- 発売日: 2017/08/25
- メディア: 単行本
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偉大な師でありマルチキャリアの大先輩である、松下先生の新作
イノベーションを唄う本書を、読まないわけにはいきませぬ
ということで、早速入手して拝読
まず共鳴したポイントは「サービス・ドミナント・ロジック」
言葉は何度もお伺いしていたのですが、その公理を紐解いてみると、非常に奥深いものでした
「顧客は常に価値の共創者」
「価値は「提案」しているに過ぎず、相手がその価値を主観的に決める」
「サービスが交換の基本的基盤である」
つまり、薬も医療機器も、サービスを伝達する手段に過ぎないのだと・・・
嗚呼、示唆深いですね
そして、本書がとっつきやすくなっているのは
「まず個人」という構成
自分イノベーション、を考えてみようという内容が、有意義なのです
イノベーション、と聞くとなんだか大袈裟で、自分にはとても受け止められないという介護・医療従事者のあなたに、特にオススメできます
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イノベーションにつなげる共創
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キーワードは「階層性と相互連関」
つまり、個人の命、というミクロから、社会や環境、生態系、といったマクロまでの階層(レイヤー)をシステム思考で考えるということ
そこで、当方らがいつも提唱・啓蒙している「組織でゼロからイノベーションを起こし始める」方法に、本書のエッセンスから応用できるポイントを列挙してみます
・サービス・ドミナント・ロジックを、イノベーションの方針決定・使命の策定に組み込む
・ヘルスケア・システムの階層構造を「観察と学び」の期間に実施する
・具体的に、以下のキーワードについて探索し、その結果をチームで共有する
~ケアシフト、バーチャルナース、人工知能の歴史、プレシジョン医療、光免疫療法、スピリチャル哲学、情報の見える化、遠隔看護、エコシステム、リーンカーネーション
気になるキーワード、満載ですよね!
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ツールをいかに使いこなすか?
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さて、本書の終章には、場づくりや学びを深めるための理論・手法が次々と紹介されています
システミック・デザイン思考と経験学習を推し進めていくための具体的なステップも書かれています
1)リラックスして、理想を可視化
2)夢、理想を語り合う
3)共感する
4)解決すべきIssuesを明確にする
5)異界越境で多様なアイデアをたくさん出す
6)問題解決を凝縮したプロトタイプづくり
7)ひたすら繰り返す
ゼロから組織でイノベーションを起こすガイドのプロとしては、これらに「時間軸」が加われば、完璧であると言えましょう
我々のFORTHイノベーション・メソッドにおいては、第一ステップの開始前に「リラックス」や「理想を語り合う」時間を確保することが、非常に有用であろうと容易に想像できます
早速、どこかでトライしてみます
ちなみに、具体的にすぐに使えるものは・・・
・プロジェクト・デザインのポイント (p.210)
・サービス・エコシステム・マッピング (p.242)
・Patient`s Journey (p.249)
これらが、即効性高そうなので、検討します
Patient`s Journeyについては、既にLSPとの融合でトライアル完了しているのです・・・ふふふ
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結論として、医療介護分野の業界内にいらっしゃる方は、まず本書で「自分イノンベーション」を考え始めることをオススメします
そして、周囲を巻き込みながら、施設・組織でのイノベーションを起こしていけると思いますよ
そうは言っても、・・・と動けずお悩みですか?
いい方法があります(笑)
例えば本書を皆で読み合うことから、始めませんか?
100%全員が発言できる、参加できる会議や場づくりの「HOW?」をたった1日で、学び合い体験できますよ
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12月まで待てない!
今すぐ、何か手を打たないとヤバイ方は・・・
最悪の未来を可視化し、チームをつくり学び合いを最適化させる、組織(再)構築ファシリテーターの山本伸にご用命を!
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