20週間でイノベーションが起こせる組織開発メソッド

たった20週間で、バラバラだった個人を一つに束ねビジョンを打ち出す「組織開発」プログラムの赤裸々なノンフィクションあれこれ

コミュニケーションの土壌に欠かせない共感の創り方

巨象をもう一度、躍らせる...大企業でイノベーションを実現する唯一無二の黄金律

グローバル80以上の成功事例を持つ、大企業でゼロからイノベーションを実現させるFORTHイノベーション・メソッド

 

開発者のGijs Van Wulfenさんを2年ぶりにお招きして企業講演(2つ+おまけ)、ファシリテーター養成講座第2回(5泊6日の缶詰合宿)、そしてBMIA主催のワンデイ・ワークショップ、10日間の全日程に随行し、逐次通訳役とコ・ファシリテーター役を完遂しました

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組織をイノベーティブに変革するアイデアを1,100個以上生み出したスペシャル・ワンデイワークショップ (26 May, 2018)

 

初回の来日でのSTART INNOVATION with this visual toolkit出版記念講演とBMIAワンデイ・ワークショップ開催(2015年6月)、オランダでのファシリテーター養成トレーニング参加(2015年11月@Lattelle)、2度目の来日で第1回ファシリテーター養成講座と3つの企業訪問(2016年1月)、ブカレストでのマスタークラス参加(2016年8月)、そして今回の3度目の来日で、濃密な10日間

START INNOVATION !  with this visual toolkit.〔スタート・イノベーション!  〕―ビジネスイノベーションをはじめるための 実践ビジュアルガイド&思考ツールキット

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  • 作者: ハイス・ファン・ウルフェン,小山龍介,山口博志,上原哲郎,田川欣哉,高崎拓哉
  • 出版社/メーカー: ビー・エヌ・エヌ新社
  • 発売日: 2015/02/20
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
  • この商品を含むブログを見る
 

 (只今、増刷中とのことです...)

 

お会いする度に進化し、言葉がずっしりと重みを増し続けているGijsさん、一方でFacebookの投稿に「イイね」してくれたら友人申請を出して、気さくに繋がるような親近感が、たまらないです

 

日本にも多数のファンが出来て、今回も述べ200名以上と直接お会いしているので、更にお繋がりが増え、ファンになった方も多かろうと思われます

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NTTアドバンステクノロジ社さん主催の講演会にて(25 May, 2018)

 

そんな彼のメッセージの中で最も印象的だったのは...

 

"大企業の経営者や役員は、経験や成功体験に縛られ「No」しか言えない。そんな彼らを説得できると思ってはならない。

 

組織内イノベーターとして出来ることは一つ、「彼女ら/彼らを不安にさせる」(= Meke them nervous)こと

 

「これまでの10,000倍軽量化する技術が出てきたんです」

「先週、競合が新製品を発表しました」

「また米国のスタートアップが、新しいビジネスモデルが出ました」

「昨年の大口顧客No.1の契約が、今年は取れなかったんです」

 

このような情報を浴びせ、彼女ら/彼らがこう思えばしめたもの

 

"Doing nothing is a bigger risk"

何もしないことは、最大のリスクだ

 

「どうすればいいんだ?」

「何かしなければ!」

 

ここがタイミング

 

「お手伝いできますよ。組織内のサポートを最大化しつつ、期限内に遅延なく億レベルのビジネスモデルを、顧客検証まで行ってご提示します。」

 

タイミングは一度だけ、その時を見計らうのだ"

 

 

大企業、特に盛況であった日本の製造業や研究開発型のコングロマリットなどで新事業を生み出し育てるためには、イノベーターだけで孤軍奮闘、もしくは闇研の仲間内だけで進めていると、後ろから刺されて万事休す

 

組織全体のスピードは、最後列の「コンサバ組」が決めている

 

彼らを認め受け入れ、一緒に動いていかねばならない

 

まさに、イノベーションという遠くの目的地に向かうために、「巨像よ、ダンスをもう一度...」これがGijsさんがメソッドの啓蒙浸透を推進するモチベーションだとおっしゃっていました

 

これこそ、組織内イノベーターの役割であります

 

自身も巨像をダンスさせるための、中長期的な実験を開始、第一段階の検証は想定以上にポジティブです

 

第二段階に進み、仔象くらいを動かしダンスさせてみることが、近々実現できる予定です

 

乞うご期待(笑)

 

 

組織をイノベーティブに変革するアイデアを1,100個以上生み出したスペシャル・ワンデイワークショップの様子を、ちょっと紹介 (26 May, 2018)

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 START INNOVATION-の原書がこちら↓

The Innovation Expedition: A Visual Toolkit to Start Innovation

The Innovation Expedition: A Visual Toolkit to Start Innovation

 

 

今回の講演で、意外と受けがよかった「部門や組織からイノベーションを起こしていく”道”を4つ示した本書(未邦訳...日本語化、やりたい!)

The Innovation Maze: 4 Routes to a Successful New Business Case

The Innovation Maze: 4 Routes to a Successful New Business Case

 

 

 

 

今回の記事は、Gijsさんご自身がLinkedInでブログにしていました(10日間のイノベーション・ロード終了後の休暇を楽しまれている伊勢で、わざわざ書き下ろしたもの...よっぽど印象的だったのですね、日本の若手イノベーターが、頭の硬い上層部・役員を巻き込めない、説得できないことを・・・汗)

https://www.linkedin.com/pulse/how-convince-conservative-japanese-top-managers-gijs-van-wulfen/