20週間でイノベーションが起こせる組織開発メソッド

たった20週間で、バラバラだった個人を一つに束ねビジョンを打ち出す「組織開発」プログラムの赤裸々なノンフィクションあれこれ

コミュニケーションの土壌に欠かせない共感の創り方

最先端のリーダーシップとは、情報の徹底的なオープン化と、目立たず小さく実験してみること

サイボウズ式ブログに、「ティール組織」の著者フレデリック・ラルー来日時のイベントの様子がまとまっていて示唆に富むので抜粋して、自身の取り組みを振り返りしてみた。


ガイアックス上田さん:

日本には「報告・連絡・相談=ホウレンソウ」というものがありますが、ガイアックスでも徹底しています。上司だけでなく、会社のメンバー全員、さらには世界全体に報告するくらいの感じで情報をオープンにしています。ここまでするのは、全部情報が明らかになったほうが効率的だから。これは従来型のリーダーシップをとってきた人にもわかるはずだと思うので、そこから始めたらいいのではないかと思います。


当方も部門横断バーチャル組織Sprint、そして社内外共創インフォーマル・ネットワークShirohige440双方において、情報はフルオープンであり来るもの拒まず去るもの追わず。自身でタイムマネジメントの責任を負い上司に直談判し承諾を得て手挙げ参加。時間外残業代無し教材自腹でも志願して参加。踏み絵を超えてくる志高き熱き(butサイロに隠れた)鷹が集うので、プロジェクトの進行も組織学習も全くストレス無く進行できる。

 

 

サイボウズ青野さん:

まずは、スモールスタートで始めればいいと思います(中略)思っていることがあるのなら、少しでも安心できる人とシェアし、徐々にその輪を広げていけばいずれは大きな変化になるのではないかと思います。

(中略)組織のあちこちで実験されるようになれば、いずれ大きく変わるかもしれない。大きなアリ塚も、小さな穴がたくさん穿たれれば、やがてガラガラと崩れます。

 
自身、2017年9月入社し10月から9名でスモールスタート。たった18ヶ月で80回以上80社・組織から延べ800名超が参加するインフォーマル・ネットワークを構築。創業もしていないにも関わらず2019年創業“奨励”賞を獲得。そしてバーチャル組織をリードすることになり、組織(再)構築や新しい顧客発見に向けて動き出した。

 

 

フレデリック・ラルーさん:

「会社をもう辞めたい、これ以上我慢できない」という人に伝えたいのは、「辞める気があるのなら、辞める前に会社の中でやりたいことをやったら?」ということ。

(中略)「実験してみなさい」「挑戦してみなさい」とお伝えしたいです。挑戦すればいろいろな経験ができます。そして、その次に自分に合った職に就ける確率も高くなるはずです。


自身、インフォーマル・ネットワークの構築やバーチャル組織立ち上げは小さな実験の連続。メール発信は月曜の夜or火曜朝が反応率高いとか、お願いされても一旦ネガティブな反応を示して本気度を高めたりとか、相手に質問を投げかけ本当の課題・ホンネをあぶり出した上で解決策(ヒント)を絞り込み狙い撃ちして提案するから、すんなり意図したものが、あたかも相手がお願いしたかったことかのように依頼されたり・・・。全ては小さな実験の繰り返しである。

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まぁ、そもそも科学者なので仮説>実験>学習を繰り返すのに抵抗感ないのですよ。

イノベーションも組織(再)構築も、実験の風土が欠かせないのです。

 


元ネタ↓

cybozushiki.cybozu.co.jp

 

f:id:shyamamo:20191103221742j:image

組織の進化モデル〜ティール組織より

 

オリジナル(翻訳)はこちら↓

ティール組織――マネジメントの常識を覆す次世代型組織の出現

ティール組織――マネジメントの常識を覆す次世代型組織の出現

 

 

 

解説↓はこちら

[イラスト解説]ティール組織――新しい働き方のスタイル

[イラスト解説]ティール組織――新しい働き方のスタイル

 

 

 

ティール組織を実践する方の書籍↓

自然経営 ダイヤモンドメディアが開拓した次世代ティール組織

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