中学3年生の有志11名が、4日間で大きく変化しました。
神奈川県の某中高一貫校で行われたInnovation Camp。2つのコースがあり、片方は「MIT App」というプログラミングコース。
そして、こちらはInnovation MazeをベースにCOVID-19で苦しみ悩む人を助けるアイデアを生み出すコース。
Appコースは英語でのチュートリアルやインストラクションを読みこなし、かつ最終日に英語でプレゼンテーションしなければならないので、こちらには「英語に自信がない」から選んだ、という消極的な理由も聞こえてきたものの・・・
1人ずつ、参加の目的を書き出し発表させてみると、それなりに個々人がちゃんと目的意識を持っていました。
これは、間違いなく4日間、学び合うチームになるだろうと確信しておりました。
結果、想像通り、とってもいいチームとなり、個々人もちゃんとポジティブな変化を個々人が内省できており、一安心でしたよ(笑)。
ちなみに、どんなプログラムであったのか?
どどーんと、公開してしまいますね!
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7/21 Day1
9:00-講義:イノベーションとは?...Focus/Check Fit/Conditions
・用語定義
・イノベーションは探検>地図とコンパスを携えよ(FORTH MAP観察)
・「イノベーションの迷路」の4つのルートを観察し学び合う
・自己紹介>なぜ参加したのか?自分にとってのイノベーションとは?
10:30-演習1:COVID-19が引き起こす変化とは?
・SCAMPER(大小、上下、増減、動と静、足すと引く、無くす・創る)
・STEEP(社会・テクノロジー・経済・環境・法規制)で分類
・変化を起こしているもの>キーワードを抽出しドット投票で選択
12:40-演習2:誰の何が、より重要な問題なのか(LSP)
・繋ぎ直し・・・10個を繋ぐ>AMに抽出されたキーワードのうちの幾つかを提示し、個々人が一つを選び作品で説明
・COVID-19によって引き起こされている変化とは?作品を創って説明
14:20-演習3:このCampで生み出す解決策の方向性(イノベーションの使命)
・WhoからのWhy?・・・目的、成果イメージ、成功の基準
15:40-振り返り&明日の予定
・成果物:イノベーションの使命(目的、成果、成功の基準)
<翌朝までに、身近な人へのインタビュー:COVID-19によって失ったものは?>
7/22 Day2
講義:先入観や専門性バイアスを超える「観察と学び」とは?...Discover/Select Technologies
・本日のグラウンドルール>判断・批判・評価を後回しに
9:15・演習1:世界を変える30のテクノロジー(ペアワーク)>調査&共有
10:30 探索の成果共有&インスピレーションを個々人のネタ帳に仕込み
11:35・演習2:身近な人へのインタビュー結果共有
12:40・演習3:助けたい人の状況を形にする(LSP)
・手のウォームアップ>10ブロックで「未知の生物」
・具体的な人・どんな状況?>時計回りに動いて、隣の人の作品を語ってみる
14:30・演習4:解決すべき課題とリフレーミング
・ラウンド1>共有・添削>ラウンド2
15:40 ブレインストーミングのルール
・成果物:インスピレーションの種
<翌朝までに、思い浮かんだアイデアを個々人で付箋に書き連ねておく>
7/23 Day3
9時前後 到着時〜9:30頃 ブレインライティング
9:40 講義:アイデアのつくりかた...Ideate
・整列ゲーム>学校からの距離が一番遠いさんが本日のキャプテン
9:50・演習1:ストラクチャード・ブレインストーミング
1)ブレインライティングの共有〜9:55
2)カスタマーフリクション〜10:10
3)手で創る〜11:00 ラウンド1(10ブロック)、ラウンド2(20ブロックで「革新的」)
11:00 ラウンド3(10ブロックで「革新的な解決策」>3名で共有しながら発想)
11:30〜
4)テクノロジー・ダンス(ペアで組み合わせ創発>4ラウンド)
12:40 ・演習3:アイデアの方向性を一致させる
・アイデアを選抜(実現性・革新性)
・方向性の統一>24の方向性
・サイレント投票>10個を選抜
14:10・演習4:コンセプトの文章化(ラウンド1〜14:45、ラウンド2〜15:15)
15:15・発表>黄色と黒のフィードバック
・成果物:大量のアイデアと斬新なコンセプト
<翌朝までに、先行事例の調査>
7/24 Day4
9:00〜黄・橙フィードバックに基づき改良>コンセプト2.0へ
9:40〜コンセプト2.0共有>優先順位づけ>マイ・バレンタイン
10:35・講義2:ビジネスデザイン・コンビニ>成功パターン学習・Google
11:35・演習1:ビジネスモデル・デザイン(LSP)BMC1.0創出
・デモ>コンセプト1つ分を皆で
12:45・1st prototyping>フィードバック
13:10・BMC2.0創出>最終発表準備
13:45・LSPによる振り返り Reflection 4 days
14:30頃 最終発表会
15:00頃 Appチームの発表会聴講
・成果物:顧客検証済ビジネスモデル