20週間でイノベーションが起こせる組織開発メソッド

たった20週間で、バラバラだった個人を一つに束ねビジョンを打ち出す「組織開発」プログラムの赤裸々なノンフィクションあれこれ

コミュニケーションの土壌に欠かせない共感の創り方

区民を巻き込むイノベーションの始め方:第1章 始まりは方針決定

医療法人の組織活性化にも効く!

異業種共創型で、ヘルスケア分野に

オープンイノベーションを起こしてみている

 

[Sat, 10 Dec, 2016] ご縁がある文京区、フミコムさんに集う方々と新たなプロジェクトが始まることになりました。

全てを記録し、備忘録として公開することで「生活者」発のイノベーションを、どのように始め、何を成果物として共に創り出すかを共有することにします。

 

第1章)始まりは方針決定 <- 今回
第2章)巻き込む
第3章)キックオフ
第4章)先行事例は?
第5章)テクノロジーとトレンド
第6章)顧客の不満をあぶりだす
第7章)機会を探る
第8章)観察と学びを皆で共有
第9章)アイデアを爆発させる
第10章)新コンセプトを文章化する
第11章)テストで仮説検証
第12章)生の声がアイデアを進化させる
第13章)9分間で事業案を創る
第14章)最終発表会
第15章)本格始動に向けて
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第1章)始まりは方針決定
フミコムとは、文京区社会福祉協議会社協)の中に出来たコミュニティスペース。アクティブな区民が集う場である。ここに集うTさんが当方の友人であった。

文京区社会福祉協議会 :: フミコム

 

当方のイノベーション・プロジェクト完遂を報告、紹介したところ、フミコムに集う熱い人を巻き込んで、福祉的な問題を解決したい!という熱い想いを共有してくださったのだ。

 

そこで、当方が持つノウハウ・経験を体験会の形で提供することで、文京区発のイノベーションを起こしましょうという流れを提案した。

 

その代わりに、事の顛末を全て記録・公開することで当方の実績、プロモーションにする旨、そして最終成果物を区内の団体や組織、区政に提案することも考慮したり、・・・来年度には予算獲得を試みたり、当方の本格的なプロジェクト実施も狙えたらいいなぁという流れになってきて・・・(ワクワクである)。

 

というのが10月にトントン拍子で固まり、12月から3月までに合計5回の体験会のスケジュールを決定。

 

11/28 (Mon.)には、事前説明を実施。

 

そして12/2(Fri.) コアメンバーによる「方針決定ワークショップ」が開催された。

 

これは、6つのW(Why=なぜ?, Who=誰に?, What=何を?, Where=どこで?, Which=何を指標に?, When=いつから?)を一つずつ対話しながら、プロジェクト憲章である「イノベーションの使命」を文章化するために行う、とっても重要なものだ。

19時に集合した熱いメンバーに向かって問いを投げかけていく

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  • なぜ、イノベーションが必要なのか?
  • 区内の誰のため?
  • 何を創り出したいのか?(製品・サービス・仕組み(ビジネスモデル))
  • どこで(どんな範囲で)?
  • 成果物を評価するための指標は?
  • いつから開始する?


まずは一人ひとりが、3枚の付箋に想いを綴る(数分)。
そして、一人ずつ、書いたものを読み上げる。
全員の付箋が共有されたところで、簡単な文章に仕上げていく。

 

文章を書いていく中で、対話が促進されていく。

なぜ我々は、イノベーションを起こしたいのか?
どんな人が本当に困っているのか?
何を創り出し、どんな成果があればいいのか?

 

共通の想いが、新たなアイデアを生み出していく。

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一方で、あまり熱くなり過ぎないように、ファシリテーターとして冷静にコメントする。

具体的なアイデアを生み出すのは、あくまでもチームで。

ここでは「方針」を示すだけ。

 

一人のアイデアから、イノベーションは決して生まれない。

Tさんのアイデアには、他のメンバーはそれほど深い思い入れはない、つまり、他人事のままだ。

まずは方向性を定めて、先行事例や生活者の「ホンネ」をあぶり出し、その上で皆でアイデアを生み出そう。

 

ということで、熱気を帯びた方針決定の2時間は、あっという間に終了。

 

この後、当方の想定通り(笑)、皆さんと乾杯しながら、今後の進め方について共有し、理解が得られた。

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来月の本格開催に向けて、とても楽しみだ。

(第2章:巻き込む、へ続く)

 

 

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