医療法人の組織活性化にも効く!
異業種共創型で、ヘルスケア分野に
オープンイノベーションを起こしてみている
[Sat, 10 Dec, 2016] 自身のリーディング・ファシリテーター養成講座の受講生であり、レゴ®︎シリアスプレイ®︎メソッドのファシリテーター仲間でもある三森さんことトムさんは、EQの専門家で国内でも数少ないフェローの資格をお持ちです。これまで何度かのチャンスを逃し続けていましたが、やっと都合がつき、今日はトムさんの「EQセミナー」に参加してきました。
http://info18606.wixsite.com/thdesign/daytime-seminar
事前に8分程度の「EQ検査 SEI」by Sis secondsをウェブで実施(10分以内で終わるようなQ&Aに5点満点で回答するもの)。この結果を「リーダーシップレポート」という形で取りまとめたものを見ながら、セミナーが進行していきました。
結果を元に、3つの視点「知る(自己認識)」「選ぶ(自己管理)」「活かす(自己の方向付け)」でEQの活かし方を学ぶのが、本セミナーの目的です。
因みに・・・EQってご存知でしょうか?
そもそもはPeter Salovey博士、John D Mayer博士がビジネスパーソンを対象に広範な調査研究を実施し、IQだけでなく成功のために必要な能力を見出した、それがEQ理論です。
その後、元々ジャーナリストであったダニエル・ゴールマンが1995年に出版し有名になったのはこちらの書籍ですね↓
以前、書評を書いたのでFBより転載(自身の記事のコピペなので、無問題・・・爆)
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情動を司る扁桃体は脳をハイジャックできる"心の番人"であり、情動才能の元締め。
内にある欲望と闘い、不安情動を良い方向へ活用できれば、欲求の充足を先に延ばすことができる。これこそ「マシュマロテスト」理論(ここで既に述べられていた!)。
感情は伝染する。情報のダンス、同調、伝搬。気分の伝達は"非言語レベル"で起こる。そう、相手の情動を同調させる力こそ、まさに影響力行使の確信である。
免疫系と神経ネットワークは密接に関連しており、情動が身体の健康状態にダイレクトに影響する。怒り、不安、抑うつといった精神的な症状に対応しない医療者、介護者は大きな機会損失を知らず知らずのうちに被っているかもしれない。
イノベーション・プロジェクトに選抜されたメンバーは、まるで深い霧の中で何も見えず、前も後ろもわからないような小島に取り残され、不安と疑念で一杯のはず。そんなイノベーションの初期段階において、メンバーの情動を同調するようなプロセスやツールがあるとしたら、それは計画的なイノベーション・プロジェクトの進行に多大なる貢献をするであろう。
(15 Aug, 2016)
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というわけで、2020年のビジネスパーソン必須スキルのTop6にランクインしたEQは、Googleはじめ多くの大企業、組織で注目が高まっています。
今回、セミナーでお話を聞いたり、参加者の皆さん(全員、人財育成や研修講師の方々=プロフェッショナルで、相当ハイレベル!)と対話するなかで、3つの大きな学びがありました。
その3つとは・・・
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当方が得た3つの学びを供覧しましょう。
1)感情を爆発させてしまったら20分間は待つ
これは論理的に説明ができます。感情の前に湧き上がるのが「情動」。これ、6秒で消えてしまうもの。そして「感情」が発生します。個人差あれど、数分から数十分間の持続性があるとのこと。最後に「気分」。これは1時間から数時間程度続くそうです。
なるほど・・・ということで、感情が盛り上がり過ぎて怒ったり、大泣きしてしまったような人には、声をかけたり慰めたりするのではなく、20分くらいは「放っておく」のです。冷たいようですが、20分経てば気持ちがふっと落ち着く時が来るので、そこを見計らって介入するのが良い、とのこと。ふむふむ、これは妻が怒っているときに使えますな(爆)。
2)「利他」の心を育むために感情をナビゲートする
誰かのために、何をしてあげるか?ビジネスモデル、顧客価値の創造において常に相手に投げかけています。共感力が高い人は、すんなり考えることができますが、一方で「共感するなんて、自身が変わってしまいそうで怖い」という人が少なくないようです。
これについては、相手の「結果を見据えた思考」モードになり分析した上で、「相手のHappy」に導くように自身の感情をナビゲートするのが良いとのこと(これが、相手に「共感」するということですね)。
自分の場合、どちらかと言えば、相手のHappyを思い描き自身の行動計画を立てたり、立ててあげることが多いので、利他心を持つことに抵抗はない方なのです。
「共感すると、自身が引っ張られる or 戻れるかが怖い」ので、共感が難しいとおっしゃっる人も、上記の説明を受けて腹落ちされることでしょう(少なくとも自身は腑に落ちましたわ)。さすがトムさん、的確かつ論理的!
3)ノーブルゴール(在り方・道標)は明確に語れなくてもいい
自身、今回のテストで最も点数が高い「感情のナビゲート」に続くのが「ノーブルゴールの追求」でした。誰かの、組織のビジョンや方針決定のお手伝いをしていますし、自身も未来はどうなる、どうする、というコトばかりを考えているので結果には「やっぱりなぁ〜」と納得。
その一方で、実はまだ明確な「人生をかけて探し出したい」ようなノーブルなゴールって、もやもやしたままというか、コロコロ変化してしまっていたり、という想いです。ですから、稀に自身がLSP®︎で「10年後の輝かしい未来」なんてつくってみると、新たな発見や「やっぱりこれかぁ」という気づきを思い返すことができたりもします・・・(一昨日、ちょうどそんな気分になっていました↓)
でも、探し出すということで良い、ということがわかったのは、今回の大きな学びであり安心であったわけです。
また、今回の対話の中でLSP®︎を活用したワークショップの際に有用な「問いかけ」がいくつか発見できたのも収穫。
「30年後、大きくなったら何をしたいですか」(30年後でもまだ60歳でしょ...笑)
「心身健康で80歳を迎えたら、どうなっていますか?」(定年後のキャリア)
「人生をかけて探し出したいことは何でしょう?」(本当にやりたいこと)
2010年、マインドマップの公認フェローになった際、4日間のトレーニングの最後は「10年後の未来を描く」というお題でした。当時、マインドマップを医療界に広げ、また自身のマルチキャリアの実践・体験をノウハウにして起業しようなんて(今となっては思慮も戦略も何もない、戯論だった)軽く考えていました。
しかしながら、実はたまにマップを見返してみると、若干のニュアンスや実行動とは異なったりしていますが、意外に達成できていることが増えているのです。例えば、独立であったり、協会の設立であったり、キャリアコーチングであったり、・・・。
次の課題としては、2025年、2035年までのビジョンを描くことです(笑)が、肩肘を張ることなく、2017年もノーブルゴールを追い求め、また追い求めていただくような活動を続けようと思います。
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ということで、他にも様々な学び・気づきが多く大変有用でした。
お決まりの「リアルタイム・手描きメモ」を供覧しておきますね↓↓↓
トムさん、ありがとうございました m(_ _)m
プロのイノベーション・ガイドとして、プロジェクトの開始前、そして終了後に各自のEQ検査を実施すれば、きっと大きな変化が観察されることが期待されます。
また、プログラムやワークショップを進行していく過程において、各自の振り返りにEQ検査(簡易的でも)を取り入れれば、いわゆるIQのインプットに加えて、EQをどのように活用するかがわかり、チーム内のコミュニケーションや組織ダイナミクスに好影響を与え、イノベーションの機会が広がり深まり、斬新な新コンセプトが出る確率が上昇することも考えられますね。
つまり、20週間でイノベーションが起こせる組織開発というのが、実は「人財育成・キャリア開発」にも影響を与える、つまりイノベーションも始めることができつつ、組織内イノベーターも複数人、養成できてしまう、という前代未聞、どこにもないプログラムが完成します。
早い時期に、どこかでトライすることにしましょう。
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そうですよ!
日記バイオテクONLINEに、その効果効能が唄われていますよ!!