医療法人の組織活性化に効く!
イノベーション経営メソッド
さて、レゴ®シリアスプレイ®メソッド(LSP)を用いて顧客に深く共感する手法を開発しています。
既に4月から数えると、東京/金沢/沼津/大阪で述べ8回65名以上と共に実験を重ねてきました。
特に、顧客のインサイト(本音っていうやつです)をあぶり出す方法は、デザイン思考やカスタマージャーニーなど、巷には有用だという手法が紹介されておりますが、LSPはその中でも仮説構築において、非常に有用性が高いです。
なぜならば、顧客の仕事の一コマ(状況)を物理的に創作することで、自分にも周りの方からも、それが物理的に「見えます」。
創作されたモデルのついて、各部位の色や形、長さや角度、隙間/空間、方向について、周囲からの単純な質問に答えます。
その色にどんな意味があるのか?ブロックの形は、何を表しているのか?
思いつきでもよいので、答えながら、お客様にとって、どんな意味を持つのか? 本当はどんなことを望んでいるのか? 実は壁や困難を感じているかも。。。?
このような本音を引き出すことが、極めて短時間かつ簡単にできてしまうのです。
ポイントは次の3点です。
1) 手に任せる
2) 見えるがままを質問し、答える
3) なぜ(Why)?を繰り返し問う
9月5日(土)に福岡で開催したワークショップの模様とともに、説明を加えていきます。
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1) 手に任せる
この手法では、まず「あなたのお客様はどんな仕事をしていますか?」というお題を出します。
頭で考えず、手に任せてブロックを組み立てることから始めます。
7分間の制限時間の中で、とにかくブロックを触り組み合わせながら、好きな形や配置に仕上げていきます。
頭で考えるのは、この後でじっくり行うので、兎に角時間一杯、創り続けます。
2) 見えるがままを質問し、答える
出来上がったモデルを、周囲の方に説明しましょう。特に説明したい部分を2、3ヶ所選び、どんな意味があるのかを話します。
説明が終わったら、周囲の方から質問をしていただきます。質問する側は、難しいこと/抽象的なことではなく、見えているものをそのまま、聞いてあげてくださいね。
ブロックの色や形、長さや角度、隙間/空間、方向について、なぜそこにあるのか?どうしてそういう順番に積みあがっているのか?色にどんな意味があるのか?
聞かれたご本人は、とにかく何かを答えていきます。たまたま選んだブロックではありますが、あえて意味が付けられるとしたら、...思いつき(場合によってはこじ付け)で答えてみます。
(3分間で説明-> Q&A)
3) なぜ(Why)?を繰り返し問う
では、改めて最初のお題「お客様はどんな仕事をしていますか?」を思い出しましょう。
最初はその人の役職名や業務、よく知る相手ならば、その人の組織の中の役割が思い浮かぶでしょう。
次に「それをなぜ行っているのですか?」「なぜそれを行いたいのですか? 」「なぜそれを行わなければならないのですか」を順不同で、あるいは何度か繰り返して聞いてもらいましょう。
すると、その顧客が(会社や上司から)求められている役割、成果、期待などが、社会的に必要なことや、感情的にリスクを回避するためだったり、褒められたい/認められたいといったことが思い浮かぶでしょう。
ここまでくると、相手側の気持ちに寄り添うような感覚になってきます。
「悩み、不満、壁、障害」であったり、「望み、期待、満足」が出てくるかもしれません。
(6分)
あなたのお客様の状況(=役割、業務における不満、壁、障害、要望、期待)を右側の円の中に描いていきます。
左の四角の使い方は、次回解説します。
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第三者の視点をお借りした結果、相手の本音や、相手(顧客自身)も気づいていない「未知の窓」が見えますか。
まずは上記の3ステップで、お客様の「未知の窓」の中を想像してみませんか?
といっても、1人では難しいですよね。
これをブロックを使って目の前に創作物を作りながら、語りあってみませんか。
見えていないこと、知らないことにしてしまっている現状を「見える形」に表すことができますよ
↓
9/13 (Sun.) @札幌にて(あと4席) http://vpdlsp13sep.peatix.com/
9/17(Thu.) @東新宿にて(あと3席:志高き介護医療職の方は、無料です) http://empathyhospital09.peatix.com
10/17 (Sat.) @新大阪にて http://vpdlsp17oct.peatix.com
太宰府天満宮 on Mon., 7 Sep, 2015