[Fri, 4 Dec, 2016] 「スーツケース起業家」という本を読んでいます。ノマドワークという働き方が日本でも注目されつつあり、自身もそれに近い形で日々、いろいろな場所で仕事をしています。著者は国籍も複数、様々な場所を旅しながらビジネスを自動化し、好きなことを新たなビジネスにする、という究極のグローバス・ノマドワーカーです。友人のタカ大丸さんが翻訳を担当していることもあり、近々彼を囲んでの読書会+実践会を企画してみますヨ。
さて今回は、年度が変わり新たなチームの管理者、リーダーに選ばれてしまったあなたに贈りたい有用な情報を共有しましょう。
「なぜ私が、チームリーダーに選ばれてしまったんだろう・・・」とお悩みでしょう(汗)。
その一方で、責任感が強いあなたのことですから「頑張らなくちゃ、私・・・」と小さく決心していますよね。
実は、その責任感が仇となって、チームづくりに負の影響を与えてしまうかもしれません。
その理由とは・・・
以下の5つに十分注意して始めなければ、チームのメンバー全員が同じ想い、同じ熱量で「参加」してくれないのです。
----------------------------------------------------------------------------------
なぜ、この5つなのか?
その背景にあるのは・・・
1.適切なタイミングか?
そもそも、トップや周囲がプロジェクトの必要性を理解していますか?なぜ、今、チームを創るのでしょう。明確な理由がない限り、メンバーの参加意識やモチベーションを維持することは、容易ではありませんよね。
2.孤軍奮闘
例えば新しい技術の「発明」は、1人で頑張れば出来るかもしれません。一方、チームを創るならば、参加者全員の「チカラ」が必要です。1人で頑張ってなんとかなるものではありませんし、1人で出来ることには限界があります。
3.雪の平原に道を創れ
新たなチームに求められること、それは「新しい取り組み」を成果に結びつけること。でも、院内・組織内では前例がなかったり、初めての経験だということで尻込みしがちです。プロジェクトの進行のためには明確な道、そしてゴールが記された地図が必要です。
4.十分な観察と学び
介護医療の視点は「◯◯◯をしてあげなければ・・・」という提供者側の論理。実は受益者側からすると、実は必要ではない、むしろ要らないと言われてしまうことかもしれません。利用者、患者やご家族の「状況」や「なすべき事」を観察し理解した上で、何が一番の障害、不満かを学んでいますか?
5.一頭の馬に賭けるな
プロジェクトの成果、目標が明確であっても、外部環境や致し方ない理由で到達できない、期限を超えてしまう、ということもあるかもしれません。その際、代替案や途中のマイルストーンを設定しておかないと、リソースの無駄になってしまうかもしれません。
いかがでしょう。
思い当たることはありませんか?
これらを越えることこそが、新しいコトを始めるために最低限、求められるのです。
- 周囲はもちろん、トップ・意思決定者の覚悟はあるのか?
- あなたをサポートしてくれる仲間はいるのか?
- 前例、外部の実践例はあるか?
- 提供者側の視点(〜してあげる)だけで動こうとしていないか?
- 上手く行かなかったときの代替案があるか?
結論として、この5つの質問に対する明確な回答、対応策があるか確認することで、結果、新しいことを始めるにあたり、参加者全員が同じ想い・同じ熱量で取り組んでくれるのです。
つまり、これは「イノベーション」=何か新しいことを始めること、なのです。
さぁ、あなたもまずは「ナンバー2」を2人、巻き込んでおきませんか?
え、2人ですか?
そうなんですよ、理由はね・・・↓
今回のお話、こちらでお話しました
これでダメなら何を読んでもダメ!成果をあげるチームを創る3ステップとは?
3ステップで成果を上げる! チームビルディング超入門: 看護管理者がリードする (ナーシングビジネス2016年春季増刊)
- 作者: 裵英洙,鈴木裕介
- 出版社/メーカー: メディカ出版
- 発売日: 2016/03/01
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログを見る
----------
以前とある医師の方からの問題提起があり、皆さんにもぜひご意見が伺いたく・・・
「職場コミュニケーション、どうしていますか〜?」
どうぞご自由にご記載願います(個人情報の入力不要、ご意見のみで結構です)
----------
4/1(金) あの大好評企画が、大阪へ上陸!
800ページの超専門書をたった2時間余りで読破する会です
4/2(火) 今年最初の「組織内イノベーターになれる」機会 あと3席