医療法人の組織活性化にも効く!
異業種共創型で、ヘルスケア分野に
オープンイノベーションを起こしてみている
[Tue, 06 Dec, 2016] Health2.0 Asia-Tokyo 2016が始まりました。これほど刺激的なカンファレンスは、他の学会・展示会では味わえません。お金を払ってでも参加すべし、特に医療機器・医薬品メーカーは、ここでドクターにもいけてるベンチャーにもつながることができます。明日はオランダの介護サービス・プラットフォーム、そして地域包括ケアのキーパーソンが集うので、また楽しみな時間でしょう。
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さて、ここ1週間で最もホットな話題としてウェルクを取り上げないわけにいかないです。
なぜか偶然ですが、南場さんの「不格好経営」を図書館で借りていたので、今更ながら読了・・・。
実はDeNA時代、彼女らは大問題を引き起こして(起こされて)いたのでした。
記憶に残っている方もいらっしゃると思います
モバゲーからの、出会い系でリアルに出会って未成年が事件に巻き込まれてしまう案件が続いたのです。
そんな苦い経験から、南場さん自らが陣頭指揮を取り、カスタマーセンターを整えて危機を乗り越え撲滅する努力を続けたとのこと・・・。
今回の一件、なぜ過去のこの大問題からの学びが活かされなかったのか・・・至極不思議に思いました。
書籍から、過去のDeNAの苦行を引用してみると・・・
コードは1行もない…成果物0
パニック状態
どうやって立ち直るかが問題
そんな時でも、「掘った穴が大きいほど面白いステージになる。そう思ってやるしかないのだ(p.37) 」
との覚悟で、危機を乗り切ったDeNA。
南場さんは悟りの境地で、こんな感想を漏らしていました。
普通に物事が回る会社、普通にサービスや商品を提供し続けられる会社というのが、いかに普通でない努力をしていることか…(p.93)。
そして、出会い系の事件が発覚。
2007年出会い目的での利用が何件かの事故を生み、犯罪に巻き込まれる未成年の被害者が出たのです。
(中略)「健全コミュニティ促進委員会」を発足させ、トップダウンで対策を強化した。
カスタマーセンターを400名体制に増員し、 「モバゲーでは出会わないでください」と、数百名が目を皿にして出会い欲求と戦った。
「ゼロになるまでやる、その決意と努力を面がなければならない」(p.128)
ここまでの努力と実践があったにも関わらず、なぜウェルクにはコンプライアンスやチェック機構が働かなかったのか?
やはり、創業者なりトップの想いや理念、組織が大きくなっていくと隅々まで伝えるのは難しいのかもしれません。
ヘルスケア・医療介護のことを甘く見過ぎです。
キュレーションメディア事業部が、あんな若手がリードしていては、危険度「最高」ですね(汗)。
医療のプロフェッショナルの視点でのレビューや監修、我々にとっては当然なのです。
当方も、キュレーションではないですけど患者・対象者向けウェブメディアの立ち上げから運用を行なっていたので、他人事ではないのですよ。
当時は、ベンダーさんと二人三脚で手順に則って、面倒な依頼や契約を一つひとつ交わしながら、ウェブのオープニングまでこぎつけたことを思い出します。
スタートアップがスケールし、売上と組織を拡大していくなかで蔑ろにされてしまった「倫理観」と「ヘルスリテラシー」。
この代償は、相当重いですし、信頼回復が可能かどうか、現時点では判断つかないですね。
しっかり我が身を正す異業種参入組が増えることを、切に願います。
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え、読書会?
そんなの意味あるの??
ありますとも。
日経バイオテクで紹介、その魅力を語って頂いていますので。
今年も、たいへん刺激的でした。