組織活性化に、コミュニケーションの土壌づくりに効く!
異業種共創型でヘルスケア分野に
オープンイノベーションを起こしてみている
[Sun 16 Jul, 2017] 今日の1Shot
日本在宅薬学会での薬局3.0イノベーション・ワークショップ
Ver2.0を開催させて頂きました
【今回の狙い】
10年後も活躍し続ける薬剤師・薬局であるため「イノベーション」に立ち向かうべく、冒険の宝地図を手に入れた第1回。患者、顧客の本音をあぶり出し、全く新しいアイデアを全員で生み出す方法を共有致しました。
そこで第2回目の今回は、皆さんのアイデアを「持続的のあるビジネス」にする方法を、参加者同士で学び合いながら実践します。極めて短時間(最短6分!)で次々と新事業を生み出し、それを顧客に提示し、得られたフィードバックから改良します。最終的に、上層部に受け入れられるプレゼンテーションの「型」に取りまとめます。
前回ご参加されていなくても大丈夫です。薬局経営者として「鳥の目」になって全体を俯瞰する方法を学び、顧客に受け入れられるビジネスモデルを迅速かつ確実に生み出す「イノベーション」の始め方をマスターしましょう。
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ということで、まずは現在地の確認
なぜ3連休の真ん中で行楽日和にも関わらず(笑)、参加したのか?
各自の目標設定
そして、お互いに気持ちよく学び合えるためのグラウンド・ルール
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創造するのが苦手な人でも、ビジネスモデルを具体化出来る
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今回は、ビジネスモデルを生み出し、上層部に対するミニ事業企画まで創り込み、プレゼンテーションまで行うことをゴールにしていました
まずは現状分析、ということでビジネスモデルキャンバスを描く練習
コンビニエンスストアで脳内のミラーニューロンを活性化し、早速ですがペアワーク
お互いの薬局・組織について、相手のビジネスモデルキャンバスを描いてみました
基本的に、皆さん薬局薬剤師さんなので、それほど違いがないはずです
が、やっぱり表現や仕事内容は異なることから、早速、お互いに描いたキャンバスを見せ合い、立ち上がるほど議論が盛り上がります
あっという間に午前中は終了です
(アシスタントの真里ちゃんから、コーヒーの差し入れ)
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特定の個人の悩みから、汎用性のあるアイデア、商品化ができるようなアイデアに到達できる流れができるのを実感できました
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午後は、グループごとに顧客を一人に絞り込み、その方の本音をあぶり出していきます
なぜならば・・・医療・介護は問題点が明確だと思われがちですが、実は個別の事情や表現したくない・できないことが多く、介護や看護で大変だ、とか人的リソースが足りない、病院に行くのが怖い、など「全ての人が同じように感じている」ことは、実は表面的で一般的な課題なのです
すると、何が起こるか・・・色々な解決策を聞き入れてしまって、サービスや製品の特徴やスペックがとても大きく高くなり、何でもありのフランケンシュタインをつくってしまいがちなのです(大汗)
それゆえ、まずは一人に絞り込み、その人の「状況」から、本当の困りごとをあぶり出す(多くの場合は、共感し想像することまでしかできない)のです
まずは設定した「個」客の状況を、ロールプレイであぶり出す
>〜〜〜したい、が、しかし・・・に続く本音を想像する(共感)
>>本音に対する解決策を創造する
ストラクチャード・ブレインストーミングを活用して多数のアイデアを生み出し、提供する価値(顧客が嬉しい・選びたいと思う理由=ベネフィット)を考えます
顧客と提供価値が明確になったので、あとはビジネスモデルをデザイン!
水平(アナロジー)思考で、パターンを当てはめるように収益モデルを組み込み、ビジネスモデルキャンバスを描きます
それらを早速、お隣のチーム同士でピッチ!
その場で、すぐに建設的な改良案を差し上げます
そして、最終的なミニ事業企画書を作成するのです
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数字を具体的に出すとイメージが具体化してとても分かりやすく説得力がでる!
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FORTHイノベーション・メソッドの最終成果物は、上層部が最終に提示した「イノベーションの使命」に基づいて探索した結果を「ミニ事業企画書」、いわばミニビジネスプラン
6つの項目からなるスライドを作成するのです
今回は、20分間で出来るところまで作成して頂き、全体に向けてプレゼンテーションを実施して頂きました
ということで、冒頭、ネット接続に難ありでつまづきましたが・・・(汗)
最後は持ち直して!
今回も、恒例のリアルタイム・スマホフィードバックを頂きましたよー
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・今までアイデアを出し合うことから始めていましたが、顧客セグメントから情報収集をし問題点をあぶり出すところから始めると、創造するのが苦手な人も、ビジネスモデルを具体化出来るのか~と驚きでした
・企画提案や事業化の難しさ、方法が理解できました
・短時間で凄い数のアイデアが出たことに感動
・特定の個人の悩みから、汎用性のあるアイデア、商品化ができるようなアイデアに到達できる流れができるのを実感できました
・フランケンシュタインから卒業したいと思います
・イノベーションを起こすツールの使い方が分かった。後は数をこなして成功につなげたい
・数名で学ぶとより良いと思いました
・問題の真実や本質の見つけ方をしりました
・日常の問題から、解決するための方法、事業化を考えていく作業はとても楽しかったです!
・人が集まると膨大なアイデアがでてくることの素晴らしさに気がつきました
・数字を入れると一気に具体化する
・イノベーションを起こすための行動のヒントが得られた。自店舗でも共有して使っていきたい
・96%に到達できるよう稽古したいと思います
・想起した問題から全然違うコンセプトの回答が出て来たのが面白かった
・数字を具体的に出すとイメージが具体化してとても分かりやすく説得力がでる!
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前回のVer1.0から引き続き、ご参加の方も多く、中にはSTART INNOVATION〜の書籍をすぐに買い、ワクワクしてたまらない、という声がありました(嬉)
また、今回Business Model Canvasに感銘を受け、懇親会終了後、直ちに書店で書籍を買いました〜という方もいらっしゃいました(感動)
懇親会で深く突っ込んでいくと、それぞれの現場で新規事業を創ろうとか、グループ横断的な研究チームが活動したりとか、・・・皆さん奮闘されているのです(あと2年早く知っておきたかった、なんていう悲壮な声もありましたねぇ)
大丈夫です、これから実践するタイミングがやって来ます
まずは自身を含め、3人の「チーム」で、ワイワイ楽しむ姿を、密かにBUTしばしばワザとチラ見せしながら、水面下における仲間づくりに励んでください
そして、本当にまずい、売上が下がる、今のままではもうダメだという掛け声が出てくるその時こそ、仲間たちと一気に浮上するチャンス!
そんな話で、2時間半、お話し続けました(皆さんの振り返りの言葉から、印象的な言葉を抜き出しました:2連続ご参加の鏑木さんと共に)
少しずつ、着実にインパクトを残していきます
次回FORTHイノベーション・メソッドのお披露目は、7/26(Wed.)ファシリテーター入門講座の第1期(12名満員御礼)です
第2期入門講座は、9/20(Wed.)募集開始しています
ゼロからイノベーションを計画的に遅延なく、後戻りもせずに実現するファシリテーターの基本的なマインドセットを、実践・ロールプレイ・相互フィードバックにより学び合いませんか?
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