20週間でイノベーションが起こせる組織開発メソッド

たった20週間で、バラバラだった個人を一つに束ねビジョンを打ち出す「組織開発」プログラムの赤裸々なノンフィクションあれこれ

コミュニケーションの土壌に欠かせない共感の創り方

リアルと同じ熱量を担保する、日本一“熱い“ワークショップワークショップを実現するにはZoomだけでなくオンライン共創ツールが欠かせない

キッカケは中止になった海外出張でした。

 

状況が一気に変わり、ワークショップやイベントを開催も参加もできない日々(ここ数年で初めてだと思いますが、3月は1ヶ月間でなんと!10名以上参加のワークショップを全く実施できませんでした!)。

 

これでは仕事になりませぬ、ということで早速、ワークショップの完全バーチャル化に着手。

 

Zoomは既に、3年以上使いこなしてきていて、当たり前。

 

これと組み合わせて、リアルと変わらない熱量を担保できる「型」を開発すべく、まずは15以上のオンライン・ホワイトボード的なツールを触って確かめてみました。

 

その中から、4つに絞り込んで実際に実戦投入することに。

 

リアルな型を、オンラインでどれくらい再現できるか、何度か試行してみた検証結果(第一弾)を記録します。

 

最初に目をつけたのは「 lino

linoit.com

・オンライン付箋紙ツールとして、素晴らしいUX。

・機能がシンプルなので迷いがない。

・グループを作成し、招待した人のみで共有できます。

・キャンバスのコピーは当然のこと、あるキャンバス上に貼った付箋紙を、全く別の(グループが異なっててもOK!)キャンバスにコピーできる機能がすごい!

・同時編集・共創の際、一見すると誰が書いているか分からないが、実は誰が書いた付箋かがちゃんと分かります(笑)。

・日本語に加えて英語・韓国語・中国語対応です。

・登録が必須ではあります(かつ招待メールがうちの社内だと迷惑ボックスに入りがちで・・・汗)が、それを乗り越えるべき使い勝手!

・有料版は年額でもわずか3,600円程度で、セキュリティーSSL対応)や保存容量も大きくなるので必須ですね(自身もさくっと、即有料契約済)。

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(Virtual読書会「Wellbeingな働き方を書籍"幸福学x経営学“から学び合う」 on 9 Mar, 2020)

 

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(弊社若手向け、20名規模の完全バーチャル環境でのBusiness Model Designワークショップに投入し大成功 on 18 Mar, 2020)

 

 

 次なる候補が・・・BeeCanvas

beecanvas.com

・欧米発のウェブAppですが、メニューが日本語化されており、かつiOS/Androidアプリもあって便利。

・プレゼンテーション・モードが秀逸、貼り付けた画像をダブルタップするだけで全画面表示となってくれる(のが、素敵)。

YouTubeの検索から貼付までが楽ちんで、かつ、再生もスムーズ。

・このツールの中でもVideoチャットができるので、Zoomはいらないかもです(何名までいけるか、試したい・・・それによりBeeCanvasのみで完全オンライン・ワークショップができそう)。

・キャンバスの中にもキャンバスが出来上がるので、階層構造が深くなり過ぎると困惑します(PCで言うところのフォルダー、と同じ感じ)。

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ビデオチャット、何名まで安定しているかなぁ・・・3名は余裕)

 

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(Virtual読書会「なぜ私の組織ではイノベーションが起こらないのか?」書籍"START INNOVATION with this toolkit"から学び合う on 25 Mar,2020)

 

そして、これも使い勝手抜群でした「Miro

miro.com

・欧米ではメジャーのようです(ウェビナーに参加したら、世界各国から視聴者が参加していました)。

・入力と表示は、日本語でも無問題で安心。

・UX、操作性は抜群(特にiOS App)。

・シンプルなテンプレートも複数あり便利。

・画面内で「フレーム」をつくり、その枠内で描いたり貼り付けたりしたものを1枚のキャンバスとして、まとめて動かしたりコピペできますし、プレゼンテーション・モードにすれば、フレーム単位でページ送りができます-> これ、素敵。

・有料登録すれば、タイマーや投票機能(便利そう)も使えるようです。

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(Virtual読書会「価格競争に持ち込まないために書籍"無敗営業“から学び合う」on 3 Apr,2020)

 

 

そして、UXが相当洗練されていてお洒落な「Mural

mural.co

・こちらも欧米(特に欧州かな)ではメジャーで、自身のヨーロッパ系のファシリテーター仲間でユーザーが多い。

・投票機能が優れており、テンプレートも本格的で豊富(チュートリアルがテンプレートに入っていて、かつワークショップやデザインガイドとしても優しい)。

・ただし、PCやブラウザによって日本語表記がおかしくなる(htmlタグが見えた状態での表示)ので残念過ぎで、日本人のみでは使いにくい。

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↑会の終了後、せっせと文字化け等を手直しして、見栄えよくした(面倒だった)。

(Virtual読書会「なぜワタシの組織でイノベーションが起こらないのか?"START INNOVATION with this visual toolkit"から学び合う」on 25 Mar, 2020)

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まぁ、ツールは色々ありますから、お好みで選べば良いと思えど・・・

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案外、MicrosoftWhiteboardアプリとか、同じくMicrosoft Officeの共有機能(Sharepoint or OneDriveで保存必要*BMIA会員の小関さんが解説してくれてます)が、使い易かったりします(特に、Microsoft Teamsを導入済ならば・・・)。

 

オープンで良いならば、もちろんgoogle docでも十分でしょうね。

 

自身、既に2017年にgoogleスプレッドシートで、完全オンラインの読書会、実施して結構上手く行ってたりしてました(思い出しました...汗)。

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もっと言うと、わざわざオンライン共創ツールを使わなくても、各々が紙・付箋紙とペンさえ持って参加すれば、Zoomで十分だったりしますし(大汗)、それがシンプルで皆、迷いもないわけで。。。

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(BMIAでもトライ済みです)

 

と言うわけで...

 

今後の方針としては、このように使い分けしていこうと思います。

・10名以上で3グループ以上にブレイクアウトする場合> lino

・10名までで、同じ画面上に全員がアクセスして共創のプロセスを記録していく場合> BeeCanvas or Miro

 

いずれにせよ、常に「Value Proposition Design」のセオリー通り、Design & Test、この繰り返しのみ。

 

新型ウイルス騒動の機会をチャンスに変えましょう!