20週間でイノベーションが起こせる組織開発メソッド

たった20週間で、バラバラだった個人を一つに束ねビジョンを打ち出す「組織開発」プログラムの赤裸々なノンフィクションあれこれ

コミュニケーションの土壌に欠かせない共感の創り方

不確実度が最高に高い今こそコンフォートゾーンから抜け出す時

皆さん、こんにちは。

想像を超えた変化がさらに加速しています。

 

もはやBeforeコロナを考えるのは無意味、Afterコロナは先の話として「withコロナ」に向き合わざるを得ない状況です。

 

社会学や国際比較人類学的に、日本人は“特に“リスクを嫌う傾向が高く、2020年の第1四半期は多大なストレスを抱えている方、企業は少なく無いですよね。

 

一方で、イノベーションとは「いつもとは違うことをする」または「いつもとは違うやり方でやる」からこそ、芽が出始めるものです。

 

それを毎回、再三伝えてくださるのが1月に世界のデザイン思考家ランキング第3位となったGijs Van Wulfenさん。

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(10Mar, 2020 Soecial Mini Weninar)

 

ご存知FORTH INNOVATION METHOD開発者・伝道師です。

 

彼の住むギリシャを含む欧州は、もはや中国以上の惨状であり、多くの企業内起業家や独立コンサルタントが職を失いダメージを負っています。

 

そんな中、「自らがコンフォートゾーンを出ることこそ、今始めるのだ」とGijsさんご自身(61歳!)が新たなチャレンジ!で「YouTube Channel」を開設。

 

1週間余りで早速数本の動画メッセージを公開しています。

www.youtube.com

 

最初の動画において彼のメッセージは「イノベーターとして今こそ「実験」せよ」。

 

何もしないことが最大のリスクである可能性が極めて高い今だからこそ、小さくてもいい、いつもと異なることを試し易い時です。

 

手前味噌になりますが、自身の勤務先でも急速に研修やトレーニングのオンライン化を進めるべく、既に10数回以上の試行を繰り返しています。

 

色々と試していく中で、最初に目をつけたのは「 lino」。

 

日本発のツールなので、メニューが日本語で、かつ英語・中国語・韓国語に対応!

(なんだ、ウチの社内にぴったりじゃんか...笑)。

 

これを軸に、Zoomと組み合わせることにして、さまざまな試行錯誤を開始。

 

Zoomに詳しい人を頼り、我がTeam Sprintに適宜声をかけながら、何度も全員が遠隔で集まり、検証してきました。

もちろん単なる検証ではなく、Read for Action読書会、Business Model Canvasなどワークショップ形式で進めながら、リアルで集合して行うときとの違いや、必要な工夫等をリストアップしながら、ノウハウを蓄積。

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(3月初旬には、既に「型」を整えていました)

 

結果、2月末からたった2週間で、20名規模のVirtualビジネスモデル・デザインワークショップをリリース。

 

2度実施してみましたが、リアルな場で行う時とは大差ない・・・ビジネスモデルキャンバスも、対面でやるときと同じようなアウトカムになりました。

もちろん、全員が完全オンラインで参加、かつ3−5年目の若者で手挙げで参加した有志、というバイアスはありました。

 

ただ、リアルな場で行った場合と同様の振り返りの文章が、多数得られており、実用性は決して劣らないと判断できたわけです。

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さらに、慣れているMicrosoft PPTの遠隔リアルタイム共有にチャレンジしたり、海外で著名なAppを皆で試してみたところ、日本語入力すると、PCやブラウザの状態によって「文字化け」が発生して使い物にならなかったり(汗)。

 

アグレッシブに試行と結果を社内イントラネットにこまめにレポートしていたところ、複数のチームから「オンライン化」についてのご相談を受け、様々な機会が新たに生まれてきています。

 

執行役員のお一人も「私たちがマインドセットを変えなければならないことが、良く理解できる」とぼやき始めています。

 

まさにValue Proposition Designのセオリー通り、「デザイン」したら「テスト」する。この繰り返しのみ。

 

そして先日、Gijsさんからも遠隔ブレインストーミングの相談が・・・。

グローバル25名のチームで行う「Covid-19にどう対処するか」の遠隔ブレインストーミングを、欧米でメジャーな「Miro」というツールを使うとのこと。

自身、試行していたものの1つであり、準備を支援する側に参画できることになりました。

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仮にCovid-19が収束しても、地球上には未知のウイルス・生物は数えられないほどいます。

 

また、今回で良く分かりましたが、会社も国も、誰も何も守ってくれることはありませんし、何も保証されていないのです。

 

今こそ、自らのコンフォートゾーンを出ることから始めましょう。

 

我々BMIAも早速ですが「はじめてのビジネスモデル・キャンバス」など“はじめての〜」ワークショップシリーズをVirtual化する取り組みを開始しました。

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独りで始めなくてもいい、BMIAには300名以上の会員さん=共創パートナーがいます。

 

あなたも一緒に、コンフォートゾーンを飛び出てみませんか?


ちなみに・・・実験しろって言ったって・・・ですよね?

 

とっておきの書籍が、Strategyzer社から昨年末に出ていましたね↓↓↓

Testing Business Ideas: A Field Guide for Rapid Experimentation

Testing Business Ideas: A Field Guide for Rapid Experimentation

 

 「Testing Business Ideas」1版 (2019/11/12) Wiley;David J. Bland (著) Alexander Osterwalder (著)

 

こちらのシークレットwebinarを、4月中旬にBMIA会員さんとZoomを通じて試聴しながら、仮説検証のイロハを学び合う機会をつくります。

 

勿論、公開イベントにはできませんので会員登録をお勧めします。


幸か不幸か?!まとまった時間がとり易い今こそ、BMIA会員となっていただく良い機会かも知れません。

 

ちなみに、会員になれば過去イベントの動画が70本以上、視聴し放題です。

https://www.bmia.or.jp

 

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一般社団法人ビジネスモデルイノベーション協会 メールマガジン「イノベーターズ・レポート」(2 Apr, 2020)に追記改変したものを転載。