20週間でイノベーションが起こせる組織開発メソッド

たった20週間で、バラバラだった個人を一つに束ねビジョンを打ち出す「組織開発」プログラムの赤裸々なノンフィクションあれこれ

コミュニケーションの土壌に欠かせない共感の創り方

初対面の28名が熱狂し絶賛するデザイン・ワークショップのつくり方...誰を120%Happyにするのか?

異業種共創のプロフェッショナル・ファシリテーター山本伸です。

 

初対面28名が「オンライン」で集った、某デザイン・ワークショップ。

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なぜ、初対面なのに相当な熱量で、相互に対話で学び合い、終了時に絶賛の声が続々と書き込まれるのか?

ポイントは3つ。

 

1)参加希望者を「セレクション」で絞り込んでいる。

今回の場合は50社近くから20社28名、へ絞りこみ、事前準備もバッチリ整えてもらった。

つまり、Zoomg使えないとか、Toolに入れないとか、何とかしてとかいう輩は皆無。

誰もが前のめりで、主体性高い人たちとの共創活動となった。

 

2)デザイン>テスト>本番

Miro.comというオンライン・ホワイトボードを投入し、全員で全てのOutputsを眺められるようなプロセス・デザイン。

決して当日使えればいいや、ということではなく事前に運営事務局側で、テストしフィードバックを得て、本番用に再デザイン。

これが功を奏して、当日はMiroを初めて使用した方からも大絶賛!

何より、事前の準備こそが成功を生み出す(自信を作り出す)。

 

3)「型」にはめるから、皆が同じ熱量で語り合える。

時間を区切らない限り、対話は「演説」になりがちだ。

つまり、声の大きい人や年長者、名刺上の肩書きが上に見える人が、例えば15分間のブレイクアウトルームの中で半分以上の時間を、話続けてしまう(<- あるある・・・爆)。

これをブレイクするために、最初から「時間がないので、全員が発言するまでは「Speak & Listen」モードを徹底させる。

ベストなのは、ブレイクアウトルーム毎にガイド(という名のタイムキーパー)をつけること。

基本的には、最初に付箋でもオンラインツールでも、書き残してもらうのを重視してもらえれば、完璧である。

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要は、本番の開始前から、上手くいくか、熱狂するかはある程度(70%以上は)予測可能である。

 

 

具体的な当日の内容は、・・・こんな感じの「問いかけ」で、個々人の想いをあぶり出す。

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<6つのWで〜〜〜プログラムの使命を定める>

Why?(なぜこのプロジェクトに参加?)

Who?(誰を対象とするのか? 既存の顧客?新規顧客?)

Where?(提供先は特定の地域か、全国か、大陸か?)

What?(製品/サービス/ビジネスモデル?革新的か革命的か?)

Which?(生み出す成果物が満たすべき基準は?)

When?(サービスインはいつ?)

 

特に冒頭で、Why?(なぜ参画したいのか)を描かせ、自己紹介で志を共有する。

 

さらに、Who?を想起させ、課題を自分ごと化させ、かつメンバー同士を自然と結びつける。

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個々人が「自分の出身地」や「両親、身近な人たち」に目を向け、将来につながる視野を広げる

 

そして、どんな成果物になると嬉しいか(What)?

イデアのブレストではなく、カテゴリーに枕詞をつけてもらう。

「手作業に時間を費やしすぎだと苦悩する35歳中間リーダー」のように。

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さらには、Where?(どこから始めるか)、を個々人で想起させる。

 

最後は「Which?」生み出す新コンセプトが、本格開発に進むGoサインを得るために必要な条件は?

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ここまで明確になれば、あとは「When?」

いつ上市できたら良いか?

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この対話、相当濃いので当方がマスター・ファシリテーターを担う「FORTH INNOVATION METHOD」では、何よりもこの6つのWをPJオーナー(事業部門長、とかマーケティングmgrとか)に共有して、肉付けをしていくのだ。

 

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