20週間でイノベーションが起こせる組織開発メソッド

たった20週間で、バラバラだった個人を一つに束ねビジョンを打ち出す「組織開発」プログラムの赤裸々なノンフィクションあれこれ

コミュニケーションの土壌に欠かせない共感の創り方

PMOなんて機能する訳がない3つの理由・・・独りに責任を押し付ける限りプロジェクトは必ず失敗する

なぜ、プロジェクトが頓挫してしまうのか?

答えはシンプル。


プロジェクトリーダーが“孤軍奮闘“している、せざるを得ない状況だから。


自身、数年前に前職で、医療機器の開発プロジェクトリーダーをしている時、まさに自ら進んで“孤軍奮闘“しまくっていました。


責任感の強い人、オツムの回転が速い人ほど落ちる罠ですな(自身は、別の理由で...)


結果、背後から刺される、四面楚歌、さらに悪いことにBig Companyからの買収によりプロジェクト自体が頓挫・・・(泣)。


最後のは不可抗力ではありましたが、その後、事業部長・マーケティングMgrとの三つ巴作戦で突破口を開き、転籍後改めてプロジェクトが再開できました。


その際は、迷うことなく役割分担を明確化。

 

米国本社のプログラムMgr、日本の製造側のプロジェクトリーダー、そして薬事・コマーシャル側のプロジェクトリーダーが当方、という形にしました。

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実際は、米国で製造したものが日本に届き、それを検品・再梱包し最終製品化の上、現場へ発送していく流れ。


つまり、本来は米国のプロマネと、国内のPLがいれば済む話。


そこに自身が「ファシリテーター」とし関与することで、関連部門を常にウォッチし、モノの流通ではない「情報の流通」に関するプロセスをマネージメントする役割に徹したのです。


おかげで、当初の予定からは(買収で頓挫した期間もあったせいで)遅れはしたものの、無事に製品の承認届出が行われ、世に出すことができました。


計画的かつ遅延なく、ゼロイチのプロジェクトを遂行帰着させるFORTHイノベーション・メソッドを学び実践し成果が出てきている今だからこそ、振り返ってみれば、ファシリテーターとしての貢献は間違いではなかったなぁと実感できます。


という訳で、リフレクションするきっかけとなった記事↓に対する毒吐きをしておきますね(爆)。

 


PMOのポテンシャルを最大化する~いかにして変革プログラムを成功に導くか~ (1/2)

数多くのPMO支援経験から得た5つのTo-Do'sとは?

https://mag.executive.itmedia.co.jp/executive/articles/2006/29/news007.html

 

 

PMO設置・ポテンシャル最大化に関して、この3つだけ変えれば成功確率は2倍になる。


(1)Leader + Facilitator体制にする...上記の通りです。成果(物)の責任と、プロセス・手法に関する責任は分担しないと、独りでは荷が重すぎます。


(2)変革の最初の4-6ヶ月を全速前進すべし...最初にプロジェクト憲章なりゴール設定なり何なりで、何を生み出すかを決めたら、毎週1回*15ステップで一気に、複数の成果物(新事業案・ビジネスケース、等々)を生み出すような世界標準のメソッド=FORTH or Mazeを投入すべし。


(3)内部だけでダメなら外部入れる?ダメダメ!...確かにプロパーでは先入観が大きくて視野が狭すぎる、だから外部だというとそんな単純な話ではないのよ。所詮、外部だからいざというとき、オーナーが「外部がこう言ってます・こんなモノを作ったんです」という逃げ道として使うだけ。これ、残念すぎです。

それゆえ、プロパーではない外様でありながら、コミットメント高い内部の“宇宙人を使えばいいのです。外部にそそのかされ不要な会議時間と分厚いレポートだけ残されるのは、特にコロナ禍では自殺行為ですぜ。

 

ちなみに・・・あなたの組織で絶対にイノベーションが成功する5ステップがある、と聞いたら、あなたはどう思いますか?

お宝のような書物を「バーチャル読書会」してます↓

https://docs.google.com/spreadsheets/d/1oNBWN-j29PGCjPa-5tAPCElK0V1li1DBZp7TUj19GiY/edit