20週間でイノベーションが起こせる組織開発メソッド

たった20週間で、バラバラだった個人を一つに束ねビジョンを打ち出す「組織開発」プログラムの赤裸々なノンフィクションあれこれ

コミュニケーションの土壌に欠かせない共感の創り方

内向きなメンバーの視野を、徐々に広げていく6週間の「観察と学び」とは・・・?

医療法人の組織活性化に効く!
イノベーション経営メソッド
 
[Mon. 6 Jun, 2016] 昨日のBMIAコンサルタント基礎講座では、相当厳しいことを遠慮なくガンガン指摘しまくって、参加者から謝罪されるくらいでした(苦笑)が、その後、感謝されました。なぜ?真剣度が伝わったと思います。皆さん真面目なのでお勉強はたくさんしていらっしゃると思います。基礎講座の次は、何を受ければいいでしょうか?と何人からもお伺いしましたが、その前に「なぜ今回、参加したのか?」をもう一度考えてみてほしい。応用講座を受けるためじゃ、ないでしょ?何かの成果を出す、相手を変える、自身も成長する、それを証明したいのではないですか?まずは「数稽古」に励みなされ。。。
 
 
4/21にKick-offワークショップからスタートした大誠会イノベーションプロジェクト
認知症300PJ」
 
 
5月6日に完遂した「最終確認ワークショップその2」を経て、ただいまコアメンバーたちは「観察と学び」の島に上陸しての探検真っ只中。
 
今回は、探索し各々がインプットすべき事の一方、ネガティブな情報すなわち「想定ターゲット顧客の不満を発見する」フォーカスグループ・インタビューを振り返ります。
 

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↑インタビュー直後に顧客の言動、態度から想像して書き記すための「不満ボード」

 

 

プログラム構成は、90分以内で以下の流れに従います。
 
1. はじめに(10分間)
• ご挨拶と本プロジェクトの簡単なご紹介
• 本日の流れの説明
• 参加者の自己紹介、PJメンバーの名前紹介
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↑参加者を囲んで、同じ部屋でコアメンバーが一心不乱に、聞き耳を立てながら、黙って話を傾聴します。
 
 
2. 今、仕事で一番大変だと思うことを挙げてください
(15分間)
 
 
3. あなたの出身の「地域自慢」を挙げてください
(20分間)
• なぜ、それを挙げましたか?
 
 
4. なぜ、今の職業を選んだのでしょうか?
(15分間)

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↑インタビューも佳境に入ります。「なぜ?」「どうして?」を繰り返し、相手の感情を代弁しながら、本音をあぶり出していきます。周囲のPJコアメンバーもじっくりと聴き入りながら、しきりにメモを取っています。
 
 
5. コアチームのメンバーから、何か質問があるか?
(10分間)
 
終了-> 参加者、解散。
 
 
そして、参加者がお帰りになった直後から、コアメンバー全員で「参加者の状況、ニーズ、お悩み」を抽出し記述するワークショップを実施。
 
 
 
【インタビュー終了直後・ワークショップ】
概ね90分程度でした。
 
 
6. 顧客の不満ボードを作成
・個人で記述(7分)
・一人ずつ発表 -> 全員で確認、改良、追記

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↑状況が深まっていない、シンプルな表現でなければ、容赦なく添削です。
 
 
7. 本日の学び、気づきを振り返り共有

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↑お互いのボードを全て張り出して、全員で検討会。

 
(終了)
 
※1回のフォーカスグループにつき、10〜15個のボードを作成しました。
 
 
なぜ、なぜアイデアを発想する前に、調査したりインタビューしたりしなければならないのでしょう。
 
その心は、ズバリ・・・
 
 
視野を広げる
 
 
イノベーションとは「別のやり方」であり「別の何かをする」こと。
 
 
つまり、「今までとは異なるもの・コトを生み出し具現化し、社会から受け入れられる」ことです。
 
 
皆でわいわいとアイデア・ブレストも結構なのですが、この業界は真剣で志が高いがゆえに、時として「提供者側(のみ)の視点」で走りがち(汗)。
 
 
いざ、走り始めたら「道が違う?」「ゴールが見えない」「必要性がない?」・・・残念ですよね(泣)。
 
 
そこで、まずは視野を広げることから始めるのです
 
 
これまでの意見や習慣、やり方で良かったのか?
 
 
常識やルーチンに疑問を持つことが大切、ここがイノベーションの出発点。
 
 
我々の認知症300もまた、FORTHメソッドの定石どおり「全速前進でスタート」するために、まず専念すべき目標をはっきりさせることから始めました。
 
 
そして、Kick-Offでコアバリューを共有し一体となったチームは、イノベーションの機会を見出し、想定ターゲットを定めた上で「観察と学び」の探検を進めてきたのです。
 
 
まもなく6週間にわたる「観察と学び」の旅は終わります。
 
 
イノベーションに相応しい「凄いアイデア」の源泉となるネタ・情報が、コアメンバーのノート(ロディア)に詰まってきました。
 
 
FORTH探検部屋にも、皆の共有した情報が壁一杯になってきています。
 
 
この週末は、いよいよ「アイデアを出す(Raise Ideas)」島に上陸。
 
 
ここへの滞在は2週間しか許されていません。
 
 
イデアブレインストーミングは1泊の合宿で、一気に発散します。
 
 
我々の施設のすぐ近くに、非日常空間としてぴったりの場所も確保!

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楽しみです。
 
 
 
今すぐイノベーションを起こしたい真剣な方のみに、お伝えしたいことがあります。
 
 
なぜ、イノベーション・プロジェクトは上手くいかないのか?
 
 
どうして途中でちゃぶ台返しにあってしまうのか?
 
 
答えは単純です。
 
 
「ひとりのアイデア」から始まってしまうプロジェクトには、誰も振り向きません。
 
 
だって、自分のものではないから・・・想いは無いし、情熱を傾ける理由もありません。
 
 
トップの方針(本心!?)を聞かぬまま走りだせば、途中で止められるのは当然です。
 
 
故に、事業を起す当初から、市場をじっくりと観察し、
 
  • 何を?
  • 誰の為に?
  • どのような市場に?
  • どんな事業をつくるのか?
 
これらを上層部がしっかりと定義すること。
 
 
そして、ビジネスを担うひとり一人と共有した上でスタートを切らなければなりません。
 
 
この度、山本伸・Toynonがパートナーシップを組むLMDPにおいて、“FORTH”イノベーションメソッドを活用した使命・方針決定ワークショップ等の体験版を開始しました。
 
 
仮想事業の条件や目的を明らかにするというロールプレイを通して、ヘルスケア事業創出の基礎を学びましょう。
 
 
第1回を5/12に開催、大盛況でしたので、参加された方の声(抜粋)を供覧します。
 
 
【実際に参加しての学び、気づきは・・・?】
  • このような手法を提案すべきだと感じて、少し光が見えた
  • 浮かんだアイデアを深掘り、共有する前に否定することが多かった
  • 人の心理をよく見て創られたファシリテーション
  • TOP層がまずは”使命”をつくり、コンセプトを提示すべきことは当たり前のようで見落としがちだと思った
  • まずは上層部含めたコアメンバーとアイデアを共有することに活かしたい
  • 「一頭の馬」を見つけようとしていた
  • 組織として「なんとかしなければ!」という共通認識が必要だ
  • Why? What? Which?…を深めることはとても重要なことに気づいた
  • 危機的状況ではないが、イノベーションを起こすためにどのようにトップ層を巻き込むかが難しい
  • 決定が覆されるのはしょうがないことだと思っていたが、予め予防することが大事だと思った
  • ファシリテーターの存在と質の重要性
  • FORTHを独学しただけでは、実際のグループワークの際、短時間で効果的なブレストができるとは限らない
  • トップ層が何を求めているか洞察し、自身のパフォーマンスに繋げたいです
  • ファシリテーター不在のミーティング・会議がスタンダードな為、どう持ち込むか工夫が必要と感じた
  • イノベーションを起こすのに期限が決まっているのが驚きだった
  • 1人のアイデアを周りを巻き込んで「皆のアイデア」まで昇華させていくプロセスは、どんなビジネスシーンでも必要な手法だと思いました
 
 
従いまして、第2回・第3回を企画しました!
 
 
お勉強や冷やかしの方はお断り。
 
 
本気で今すぐ、組織を変えたい、変えてやるという気概のある方だけに、お越しいただきたく・・・。
 
 
6/7(火)暴君から上手く本音を引き出し巻き込む方法(あと3席)
 
 
6/20(月)暴君が黙るのは「顧客の声!」<-これを一気にあぶり出す方法
 
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これでダメなら何を読んでもダメ!成果をあげるチームを創る3ステップ