20週間でイノベーションが起こせる組織開発メソッド

たった20週間で、バラバラだった個人を一つに束ねビジョンを打ち出す「組織開発」プログラムの赤裸々なノンフィクションあれこれ

コミュニケーションの土壌に欠かせない共感の創り方

あなたの顧客(そして顧客ではない人)から効率的、効果的に学ぶための3つの方法(&超オススメ実践的な4冊)

市場調査やフォーカスグループ(インタビュー)では不十分

一般論やトレンドは導きだせるが、本音やインサイトは決して出てこない

 


だから顧客と直接接する「Get out of the building」が有効である

具体的に、どうすればよいか?

 

3つの最善策を供覧しよう

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1)観察

そう、探偵のように、ひたすら「見る」

メモをとり、事実を積み重ねる


2)インタビュー

相手が何をしているのか?何をしたいのか?何をしなければならないのか?それはどうしてなのか?予め幾つかの質問を用意して、問いかけ「聴く」

その際、Yes/Noではなく「オープンクエスチョン」を用いること


3)テスト

特に知りたい、確かめたい質問や仮説があるならば(場合によっては試作を持ち込み)直接顧客に尋ねる

客観的判断ができるデータになるよう、n数を重ねる

 

———-
以上、簡単なことから始めればよいだけ


とは言っても・・・というあなたには、まず手始めに行うべき5つのステップがある


1)何を達成したいのか自身に尋ねよう。何かを確認したい?新たな洞察を得たい?何が正しいか知りたい?達成したいゴールにより、用いるべきテクニックを選択しよう。

Before you dive blindly into spreadsheets or focus groups,ask yourself what you want to achieve. Do you want to validate something,get new insights,or be right? There are different ways to get to the bottom of these goals.

2)顧客(及び未だ顧客ではない人)について現時点で知りうることをリストアップしよう。それらがテストで確かめるべき仮説となる。

Right down the things (you think)you know about your customers and non-customers. These are assumptions that you want to test.

 

3)自身が知らないことは知る由がない。顧客とのたわいも無い会話こそ、多くの情報を得ることができ、無駄な時間とコストを費やさなくてもよくなるかもしれない。

You don’t know what you don’t know. Sometimes a simple conversation with people in the street will gain you a ton of insights and maybe even prevent you from investing a lot of money into an idea that should have been killed a long time ago.

 

4)顧客や他者との会話や観察において、自身が正しいのだと証明しようとはしないこと。常に科学の視点で、疑いの目を持っておこう。そうすれば、仮説が正しかったときには嬉しくなれるから。

When you talk or observe people,don’t try to prove yourself right. It’s always better to act like a scientist and try to prove yourself wrong…but be happy when you’re right!

 

5)オープンクエスチョンを用いること。「どうしてですか?」「もう少し詳しく教えてください」「それをした時、何が起こったのですか?」と尋ねて、聴いたことを深掘りしよう

Ask open-ended questions. And certainly,try to dive deeper into what you hear (“Why?”,“Tell me more”,“What happened when you did that?”)

 

 


元ネタは・・・

www.businessmodelsinc.com

 


この書籍に、もっと詳細がたくさんのってますよー

 (未邦訳ながら、インタビューだけでなくあらゆるビジネスデザインToolが満載で、これだけで新事業開発は充実すぎる)

Design a Better Business: New Tools, Skills, and Mindset for Strategy and Innovation

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バリュー・プロポジション・デザイン 顧客が欲しがる製品やサービスを創る

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実は、こちらも凄く有用です↓ (STEP2:観察と学び、の章に具体的なインタビュー技法、さらにフォーカスグループを充実させる方法も書かれていたり・・・大企業内で方針を定めゼロイチで投資判断するためのビジネスモデル・デザインするための必読書でありオペレーションマニュアル!)

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ということで、とにかく「Just do it」しかない

 

これだけ情報が充実しているんだから、何はともあれ、やれ!