今更ながら、エドガー・シャイン先生の書籍にハマっている。
今まで通り、つまりExecution=達成志向の文化では、知識を持っていればそれを顕示することが賞賛される
ところが環境が常に変化するVUCAワールドの21世紀は、今まで以上に相互依存が基本的な前提となる
シャイン先生は言う
「組織内の地位に関係なく率直に話し合い、適切なコミュニケーションが行われるために、リーダーの方からチームに向かって「私のやり方は正しいだろうか?もし間違っていたら指摘して欲しい」と折に触れて言っておく必要がある。」
達成志向の文化にドップリ浸かったミドルマネージャーにとって、自らのExecutionを間違っているかもしれないと認めることは、大きな壁であろう
が、しかし...現場では不都合が発生してしまう
書籍の中では、手術室内の人間関係について深掘りした考察が、随所に登場する
「ヒエラルキーや経験値に価値がある」と全員が認識している中で、下位(と自分で思い込んでいる)の職種、例えば看護師から医師に“モノ言いをすることは無い
ところが、問題(例えば医師が”たまたま“目を離していたことで発生する・した)に対して、看護師は見ていた・分かっていたものをモノ言いできないならば、なぜ問題が起こったのか、原因究明しない、できない
そうなると、最悪の場合、医療事故や患者さんの安全が損なわれることになってしまう
「誰かの力を借りなくては仕事を完結できないとき、その人と仕事に関してざっくばらんに話せる関係を築いておくことが必須だ。」
エドガー・H・シャイン(問いかける技術)
非常に重要なことである