医療法人の組織活性化に効く!
[Wed 16 Sep, 2015] 池袋に戻ってコロナを飲みながら、2日間の振り返り中です。雨が止みませんが、心の中も、小雨が降ってます(汗)。
さて、今回は、2日間で組織内の延べ9名のインタビュー/ヒアリングを集中的に行ってきました。そこで有用(であったことを再確認した)なコミニュケーションの、ちょっとしたテクニックを共有します。

職員が本当のところ、どんなことを考えているのか?とお悩みは尽きないリーダーや経営層の方は、少なくないでしょう。
以下の3つの言葉がけを意識すれば、いつものお決まりの返答から一歩深い部分に踏み込むきっかけを掴むことができます。
なぜ、本音が出てこないのか?
その背景にあるのは・・・上司や経営者に対する絶対的な立場の「弱さ」、そして雇用関係の破棄という最悪の想定の「不安」です。
「どう、上手くいってる?」「何か困ったことある?」と問いかけても「大丈夫です。」「特にありません。」としか返答がない、のでは?
雇用関係や主従関係があることで、やっぱり本音は出せないものですよね(自身、大組織から離れてみて、改めて身にしみます)。
そこで、第三者なり、外部の信頼おける方に、下記のように問いかけて頂きながら、本音のホンネをあぶり出して頂きましょう。
- 私は何らかのお役に立ちたいのです
- それでも今まで、続けてこれたのはどうしてですか?
- もしも魔法の杖があったならば…?
1)は、立ち話やヒアリングの冒頭で、相手の目をみて真剣に、かつ笑顔で話しかけます。
2)は、お話をしばらく伺って、ある程度の不満や愚痴を聞いてあげてから、ここぞという際に問いかけます。相手の価値観や、組織への本来の期待が見えます。
3)は、本当に解決したいことや、中長期的なビジョン(のような理想)が垣間見られるでしょう。
これらをタイミングよく小出しに切り出し、相手の言葉に深く頷きながら傾聴します。
結論として、「特にありません」というお決まりで感情が皆無な返答ではなく、何か別の、具体的な情報を引き出せます。
その結果、個人がどれくらい仕事に真摯であるかということも判断できるであろう材料のひとつが、得られるのです。
まずは、冒頭に切り出す言葉を言う時の「笑顔」の練習を、始めてみませんか?
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そうは言っても、ウチの職員がホンネ話してくれるか、とっても自信ないよ〜(涙)。
いえいえ、対話が出来る関係が構築されていれば、可能ですヨ。
当方が実際に介入している施設・法人での組織活性化事例を踏まえて、「対話できる」場作りの方法や、コミュニケーションの実施例をお見せします。
イノベーション経営に欠かせない「共感」の創り方、語りませんか。
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10/9(Fri.) 第3回 @東新宿にて(募集開始しました)