20週間でイノベーションが起こせる組織開発メソッド

たった20週間で、バラバラだった個人を一つに束ねビジョンを打ち出す「組織開発」プログラムの赤裸々なノンフィクションあれこれ

コミュニケーションの土壌に欠かせない共感の創り方

「未収金をなんとかゼロに!」と財務担当者が勉強会をデザインするための第一歩とは?

医療法人の組織活性化に効く!

 
[Wed., 21 Oct, 2015] ここ半年陶酔しているSTART INNOVATION with this visual took kitの原書(Innovation Expedition)が、熱いメッセージと共にオランダから届きました。そして、写真(最下段)の書籍群は医療機器/ヘルスケア・テクノロジーを"科学的に"イノベーションしていく必須マニュアルであり、現時点でのベストな組み合わせであることを、読み進めれば進めるほど確信できます。ようやくこの分野も、ココまで来たかと思うとワクワクが止まりません。
 
さて、今回は病院組織には耳が痛い未収金の話題です。
 
とは言っても、税金や増収のノウハウではありませんし、明日解決出来る素晴らしい方法でもございません(汗)。
 
ただ、各部門リーダーたちに、未収金のコトを少しでも知って貰いたい、回収するベネフィットを伝えたいと願う財務部の方、経営層の方には、参考になる点があるかもしれない方法をご紹介します。
 
院長や理事長から、未収金の回収率を高めよう、と話が降りてきた財務部長のあなたは、各部門のリーダーの向けて説明会を行うことにしました。
 
とはいえ・・・
 
「お金のことは、あなた達の仕事でしょ。忙しいのに、どうしてこんな時間をとるの?」
 
と言われて反論出来なくて、歯がゆい思いをしていませんか。
 
こんな風に言われないためにも、まずアナタがすべきこと、それは・・・部門長さん達の「本音」をあぶり出すこと!
 
なぜ、部門長の本音なのか?
その背景にあるのは・・・
 
病院組織で働く医療職/介護職は、(ぶっちゃけ)お金よりもケアや治療成績の方が大切です(涙)。
 
介護職や看護師さんに「忙しくて、大変なお仕事なのに、どうして続けられるのですか?」と聞けば、99%の方はこう言います。
 
「患者さんが満足して、ありがとうって言ってくれると、その時だけでも大変さが吹き飛びます!」
 
素晴らしいことです。
とても良いことです。
 
そういう訳ですし、また、病院や診療の収支やお金のことを知らなくても、ペナルティはありません(本当は、そうではいけないですが...涙...2)。
 
ですから、診療部門や介護部門のリーダーであっても、お金のことをしっかりと判断出来る人は(実は)、余りいらっしゃらないのが現実ですよね、残念ながら。。。
 
一方で、口では忙しいとか、自分の仕事じゃないと言っているリーダーの本音を空想してみてください。

「本当は。。。」の後に続くことをイメージしてみましょう。

部門長は、年間の売り上げや計画についての責任を負っているはずです。
 
病院組織とは言え、法人・事業体ですから、入ってくるものが入ってこないと、飯を食っていくことが困難になるはずです。

と言う事を勘案すれば、例えば、
本当は、お金にも強くなりたい。
そうすれば、院長からネチネチと文句言われないのに。。。
 
というような本心が、見えてきませんか?
 

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つまり、重要なのは未収金の説明会を行うのはなぜか?をしっかりと伝えること。
 
そして、リーダーが自分ごとで未収金を捉えて、現状を理解する方向に持っていくことが重要です。
 
また、理解して頂いても、実務はリーダーご本人が行うとは(正直)期待出来ませんよね(涙...3)。
 
ですから、彼女ら/彼らを巻き込むために、こうして欲しいとお願いするのではなく「助けて頂けますでしょうか?」という姿勢を貫きましょう。
 
財務のプロのあなたならば、テクニカルな/具体的な実行案は既にお持ちでしょう。
 
ですから、こちらの手の内を先に晒してしまい、
 
私達も知恵を絞ってみたのですが、限界を感じています。ぜひ皆さんの部署内で出来そうなことを、この中から選んでいただけますか。

と、低姿勢でお願いしてみましょう。

すると、リーダー故にお節介精神が刺激され(爆)、口は達者な方がお集まりでしょうから(笑)、無責任にいろいろなアイデアが出るはずです。

その結果、現場でやってもらえそうなこと、自分たちでもできそうな事を分類して貰えたり、実行可能性を踏まえての優先順位がつくでしょう。

前回の「研修担当者へのアドバイス」でも言及しました。
 
決して一人で悩まないこと。
 
孤軍奮闘は、疲弊するだけで、精神衛生上も宜しくありません(泣)。
 
ですから、まずは現実を如何に知って頂けるか?
そして、自分ごとに捉えて頂けるか?
 
もちろん、言いにくい部長やリーダーには難しいでしょうから(汗)、まずは優しそうな、言いやすい人に対して、試しに話をしてみませんか?
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ところで・・・
 
組織内イノベーターとして
あなた自身を”ブランディング”する術を
著者と一緒に学びませんか?
 
おまけの書籍も軽食も、(ご要望あらば泡も!笑)ついてくる!
仕事帰りにふらっと、手ブラでOK(笑)
 
組織内イノベーター(候補)向けRead For Action読書会+シリーズ
(兼 BMIAイノベーション読書会) 第19回
著者と学ぶ「パーソナル・ブランディング:構築術
 
【Read For Action〜行動のための読書】は、問題解決のロジックを学ぶセミナーでもなければ、課題に対して答えを出すだけの会でもありません。
 目的はあくまでも“行動”。課題の解決方法を見つけ出し、具体的な行動へとつながる読書会です。
 集まった皆でテーマに沿った大量の本を読み解き、極めて短時間でエッセンスを吸収しながら、学びを重層化していきますヨ
 
今回の選書テーマは、
「パーソナル・ブランディング
 
起業家やベストセラーを紐解くと、必ずUSP =一言で伝わる”ウリ”が明確です
 
組織内イノベーターとして社内での存在感を際立たせるために、「アイツなら任せてもいいか・・・」と上層部にGOサインを貰うために「パーソナル・ブランディング」の必要性が身にしみているあなたに朗報です!
 
今回はなんと、著者ご本人がご参加!
あなたのUSPを導き出すためのコツを皆で学び合い、実践しましょう!
 
さらに、山本伸と同じくレゴ®シリアスプレイ®メソッド(LSP®)公認ファシリテーターですので、一緒にプチ・LSPワークショップを開催してしまう豪華バージョンです!
 
10/30(Fri.) 組織内イノベーター(候補)向けRead For Action読書会+シリーズ
第19回 @秋葉原にて