20週間でイノベーションが起こせる組織開発メソッド

たった20週間で、バラバラだった個人を一つに束ねビジョンを打ち出す「組織開発」プログラムの赤裸々なノンフィクションあれこれ

コミュニケーションの土壌に欠かせない共感の創り方

完全性、調和、輝き・・・この3つを追求することがデザイン=「美学」!

組織活性化に、コミュニケーションの土壌づくりに効く!

異業種共創型でヘルスケア分野に

オープンイノベーションを起こしてみている

 

[Mon., 11 Jan, 2017] 多摩大学医療・介護ソリューション研究所のシニアフェローの集いに参加。ヘルスケア・メディカルの大御所さまが集い、表に出て来ない将来展望や今の「真実」が聴けるので本当にありがたいです。なぜ若造の当方がシニア?まぁいいではありませんか。今晩は、共創学習の話がウケて、3月のフェロー合宿で真野教授の新刊のRead For Action開催が決まりました!これで、介護医療教育への導入にさらに近づけられそうです!
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短期集中企画!
デザイン思考の巨匠達に、大組織でイノベーションを始めるための「デザイン思考」のエッセンスを問い、課題を抽出してみる、の巻(第4回)です。


最初にお話をお伺いしたのは、元祖デザイン思考のIDEO、ティム・ブラウンさん


第2回、第3回は、慶応義塾大学大学院メディアデザイン研究科(KMD)教授の奥出直人さん


 

そして今回の第4回は、スポーツ業界のトップ・マーケッターの半田裕さんからの推薦で、マーティ・ニューマイヤーさんをお招きしました。

 

IDEOのトム・ケリーさんや、プレゼンテーションZenのガー・レイノルズさんも太鼓判を押す実力派です。

 

なんと彼は、デザイン思考をテーマにした雑誌「CRITIQUE」を創刊し、コンサルティング会社ニュートロンを創業。

 

2009年には、イノベーション・ブランド構築・組織改革を促進するリキッド・エージェンシーと合併し、現在は同社のトランスフォーメーション・ディレクターです。

 

ということで、世界を飛び回る彼の御著書にお話を伺います(笑)
↓↓↓

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マーティさん、
大組織でイノベーションを始められる、組織開発にはデザインをどう活かせばよいのでしょうか?

 

 

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大組織でイノベーションを始めるためのデザイン的な側面における、3つの掟をご教示頂きました。

 

1)美はすべての機能するデザインから現れる
機能も快適さも効率も、最適化するためには「デザイン」のチカラが必須である

 

例えば、環境持続可能性を考える=地域経済において、環境保全は”金”になる

そのココロは・・・

 

再利用(リサイクル・リユース)が法令で義務化されると・・・

>消費材は材料のデザインが(コストをかけてでも)必要になる

>>製品価格が上昇してしまう

>>>流通コストを下げる方向へ

>>>ビジネスがローカルで持続するようになる

 

つまり、グリーンテクノロジーによる地元経済の持続性がポイントとなる

 

 

2)美は3つの特質を必要とする
完全性、調和、輝き・・・この3つを追求することがデザインであり、これを「美学」と呼ぶ

 

美学の追求には「自由言論地帯」が必須である

 

従来の組織はR&D、生産、マーケティング、営業、など分断=サイロ化が進行してしまっており、デザインに必要な協働の真逆=ノンコラボレーションという副作用を生み出している

 

P&Gはこの状況を打破するため、R&D(研究開発)をConnect & Development、つまり「連携開発」と定義し直した

 

そして、各サイロの代表が定期的に集うミーティングを開催し、お互いの壁を外すべくコミュニケーションし始めたのだ

 

まさに「自由言論地帯」を担保し、多層的な理解の構造をつくりあげている

 

これにより現在、新製品の半数は専属の研究所から、あとの半数はその研究所”経由”で生まれると想定している

 

更には、こうした組織変革の結果生まれた成果物や成功を評価するための新しい測定基準を定め、それを「文化メトリクス」として当初の状態から目標とする状態まで、ステップごとに進捗を測定するのがいい(p.145-146)

 

 

 

3)デザイン学習ループを確立せよ
まずはビジョンがあり目標に沿った行動・プロセス・メッセージをデザインをデザインする(Design)

全デザインのアウトプットを対象とする年次コンペ(Evaluate)

表彰し、周囲は受賞チームが習得した知識・経験を抽出する(Award)

周囲に知識を教授し、新しいデザイン・スキルを広げる(Learn & Teach)

 

Design -> Evaluate -> Award -> Laern & Teach (-> Design...)

 

 

現代の企業は、何をつくったら良いかがわからない

そして、顧客・消費者も、何が欲しいのか、必要なのか分かっていない

 

ある程度満たされているので、切実な悩みや不安がそれほど思い浮かばないのだ

 

だから「やっかいな問題にチャレンジ(p.161)」せよ

 

「知る>つくる>する」ことを組み合わせ繰り返し、真理と美、そして公共の利益を追求するのだ

 

 サムソンのデザイン担当上級副社長、チョン・グヒョンさんの言葉・・・

 

企業が製品のみを販売する時代は終わった。

イノベーションの実行能力を開発する実践的な方法は、協力し合うコミュニティーとして、創造性を発揮する新たな方法を学ぶ以外にない。

 

 

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20週間でイノベーションを起こせる組織開発プログラムとも言えるFORHTメソッドの哲学と、マーティさんの論旨は凄くシンクロします。

 

特に最後のチョン・グヒョン氏の言葉は、新たな方法(=FORTHメソッド)を学べと仰っているのです!(驚)

 

ただし、プロセスを進行する上での「時間的制約」に関する記述や手法は、やはりココでも言及されておりませんでした。

 

では、どうすれば良いのか?

 

他の賢人にも、同じ質問を投げかけてみることと致しましょう。

 

次回をお楽しみに!

 

 

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1/23 革新的医薬品 審査のポイント


2/16 病院経営の教科書
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2/20 医療機器開発とベンチャーキャピタル
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3/27 医療イノベーションの本質
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