特に、組織での新事業や新企画につながるアイデアは、全員が「自分たちのアイデアだ」と思い皆で育てねばとコミットできるかが最重要。
その起点になるアイデア創出”プロセス“は、3つの問いで評価できる。
(アイデア自体ではなく、創出”プロセス“の評価ですので誤解なきよう)。
1)充分な”量“
ココを理解していない輩が多すぎ。
まずは圧倒されるくらいの量を出すこと。
「こんなにたくさんのアイデアを出したことは無かった」と言わせるくらい、出す。
2)多様性(グループ化したときの、グループの数)
例えば1,000のアイデアから15名が、各々2個ずつ選択、合計30個のアイデアを1次評価する。同一だったり、一緒にできるモノが出るので若干減る。そして、まだ選ばれていないが方向性が異なりつつキラリと光るアイデアをレスキューする。合計40ほどのアイデアについて、方向性を定めていく。この過程で一人で出したアイデアが、複数名のアイデアと融合していく。
3)オリジナリティ
最終的には、アイデア創発の前に決めた「イノベーションの使命*に基づき優先順位を決め、人数分のアイデアを選抜する。
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ここまでやれば、オリジナリティ高く全員が自分の里子だとコミットできるアイデアたちが芽を出すことになろう。
ちなみに、(1)で大量にアイデアを出せるための仕込みは至ってシンプル。
・6週間、観察し学びを共有する
・アイデアを“黙って”書き連ねる
たったこれだけ。
小難しく理論とかワークショップデザインとか、面倒なだけ、無駄。
そして、最終的に選抜した「全員のアイデア」のこの後の育て方は、またの機会に。